編集日誌

2006-03-07(Tue): 『これからホームページをつくる研究者のために』(仮題)への反響

第235号(2006-03-05)に「『これからホームページをつくる研究者のために』(仮題)の刊行に向けて」(第1回)を掲載したところ、三中信宏さんのブログで紹介していただいた。期待に応えられるものとしたい。

・ACADEMIC RESOURCE GUIDE第235号(2006-03-05)

http://blog.mag2.com/m/log/0000005669/107026851

・『これからホームページをつくる研究者のために(仮)』

http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20060306/1141621069

2006-03-03(Fri): 「話し言葉」から「書き言葉」へ ?日本語コーパスの構築に向けて

朝日新聞(asahi.com)に「「書き言葉」1億語集約へ 辞書編集などへ応用期待」という記事。国立国語研究所は、記事にある太陽コーパス(雑誌『太陽』日本語データベース)以外にも、すでに日本語話し言葉コーパスを完成させているが、次は「書き言葉」のコーパスが必要ということなのだろう。記事では新聞や雑誌、書籍を素材にして試験的につくられた書き言葉コーパスの可能性についてふれているが、これらの素材はプロの書き手による極めて高度な書き言葉のコーパスにとどまっている。実際に用いられている日本語にまで範囲を広げる必要があるだろう。たとえば、インターネットのサイトやメール、掲示板に記された日本語は、これ以上ない書き言葉の実データだ。これらをコーパスとして取り込んでいくと、世界的にも例をみない「書き言葉」コーパスが完成するはずだ。これであれば、記事にある2つの課題のうち、1点目の「日本語の実態をバランスよく反映しているか」は達成されることだろう。だが、課題の2点目として挙げられている「公開して誰にでも利用できるか」は、やや難易度が高い。ウェブアーカイブの構築や大手ポータルサイトの協力が鍵となる。しかし、課題が大きいほどに、このコーパスの可能性は大きい。国立国語研究所の取り組みを応援したい。

2006-03-04(Sat): 国勢調査の実施に関する有識者懇談会、議事録を公開

2006年1月に始まった総務省の「国勢調査の実施に関する有識者懇談会」が第1回会合(2006年1月24日)の議事録を公開している。議事録は録音から忠実に再現されているようで、一人ひとりの発言内容が詳細に記録されている。インターネットの活用を含め、今後の国勢調査の行方を左右する懇談会だけに、このような情報公開は当然だろう。とはいえ、懇談会の進行と併行して、これだけ詳細な議事録を公開することは決してたやすいことではない。懇談会の構成員にとっては発言するうえでプレッシャーとなることだろう。また、詳細な公開は総務省内で反対意見があることだろう。そのような障壁を乗り越えて、議事録の公開を実現した総務省担当者の苦労を察し、感謝したい。

・国勢調査の実施に関する有識者懇談会

http://www.stat.go.jp/data/kokusei/kondan.htm

2006-03-05(Sun): 帰国 ?一週間のアメリカ滞在

一週間のアメリカ出張から帰国。一週間さまざまな会議を主に英語で行なったわけだが、我ながらずいぶんと英語の口頭でのコミュニケーションが上達したことを実感。もっともっとブラッシュアップしたい気分になる。

ところで、今回の出張では、The Internet Archiveの創設者・Brewster Kahleさんに会えたことが、公私両面で貴重な経験だった。ウェブアーカイブや書籍のデジタル化にとどまらず、社会的起業やNPOのあり方について非常に示唆に富むお話をうかがえた。この経験を生かしていきたい。

・The Internet Archive

http://www.archive.org/

2006-02-25(Sat): 抱負の実現に向けて ?ISSNを取得しよう

2006年の抱負の一つである「年間を通して定期発行し、ISSN(国際標準逐次刊行物番号)を取得する」を実現するべく、国立国会図書館書誌部逐次刊行物課整理係に連絡して、資料を送ってもらった。ついついこれまで怠ってきてしまったが、以前から考えていたことでもあり、今年上半期のうちには実現したい。

ところで、ISSN取得に関する資料はPDF形式で数点いただいたのだが、なぜ国立国会図書館のサイトで公開していないのだろうか? 素朴な疑問を持つ。インターネットで公開してしまったほうが、国立国会図書館の業務負担が一つ減るのではないだろうか?

・2006-01-01(Sun)の編集日誌「2006年の5つの抱負」

http://d.hatena.ne.jp/arg/20060104/1136301343

・ISSN日本センター

2006-02-26(Sun): 一週間のアメリカ出張

2006-02-20(Mon):の編集日誌「サンフランシスコ、シリコンバレーへ出張」で書いたように、今日から一週間アメリカへ。

日付変更線を超えて、再び日曜日。サンフランシスコ湾を望むPIER 39で朝食をとり、Golden Gate Bridgeをみてから、一路、シリコンバレーへ。サンフランシスコの名物Pier(埠頭・桟橋)の一つが復元され、そこに"preserve and provide public access"と記されていたのが印象的だった。

・2006-02-20(Mon):の編集日誌「サンフランシスコ、シリコンバレーへ出張」

http://d.hatena.ne.jp/arg/20060226/1140937288

・PIER 39

http://www.pier39.com/

・Golden Gate Bridge

2006-02-27(Mon): 新技術志向が高い経済財政諮問会議

経済財政諮問会議のサイトで大臣会見のポッドキャスティングが始まった。経済財政諮問会議のサイトは、すでにRSSの配信に取り組んでおり、新しいウェブ技術を積極的に取り入れている。ただ、「編集部より」という編集後記的なコーナーでブログの機能を用いていないのが惜しい。せっかく、RSSやポッドキャストといった技術を用いるのであれば、ブログを使えばよいと思うのだが……。

・会議後記者会見ポッドキャスト(音声ファイル配信サービス)

http://www.keizai-shimon.go.jp/podcast/

・新着情報のRSS/RDFを公開しています

http://www.keizai-shimon.go.jp/rss/

・編集部より

2006-02-28(Tue): 日本ブログ協会、発足

ついに日本ブログ協会という団体が発足した。ブログブーム極まれり、という感がある。この協会は「ブログに関する啓発、表彰、研究、調査、交流、支援、提言等を行うことを通じて、我が国におけるブログの普及促進を図る」ことを目的とするという。発足にあたっては、財団法人マルチメディア振興センターが主導している。今後の展開に注目したい。

・日本ブログ協会

http://www.fmmc.or.jp/japan-blog/

2006-03-01(Wed): デジタルアーカイブのビジネスモデル

財団法人京都国際文化交流財団と日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)がデジタルアーカイブ事業で提携するという。日本HPのプレスリリースでは、提携のポイントが3点挙げられているが、なかでも

HPはプリンティング分野のみならず、サーバ、ストレージ及びシステム開発にまでいたる自社のポートフォリオを駆使し、文化財データの保存や文化遺産のオンデマンドプリンティングなど、財団とともに新しいビジネスモデルを研究・提案する。

と、具体的なビジネスモデルの構築に言及している点に期待させられる。保存を超えて、利用を視野に入れた、デジタルアーカイブの第一歩として記憶しておきたい。

・「HP、日本の文化遺産をNYで再現・デジタル技術駆使」(IT-PLUS、2006-03-02)

http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=2006030203393ea

2006-03-02(Thu): ネットユーザーのアンケート:ウィキペディア日本語版について

リソースリスト(リンク集)ARIADNEを主宰する二木麻里さんが、インターネットのフリー百科事典Wikipedia(ウィキペディア)について、アンケートを始めた。二木さんのメールを全文転載しておこう。

こんにちは、二木です。

しばらく前にアリアドネのMLで、ウィキペディアの信頼性についての話題が出ました。まだこれからと思うサイトでもありますが、昨年末のホットワイヤードの投票では肯定的な評価も多かったことが印象的でした。

では「自分の専門領域について、ウィキペディアの記述を読んでみたらどういう評価ができるだろうか」と思い、ホットワイヤードにならってサイトでアンケートをお願いしてみようと思いたちました。

■アリアドネ・アンケート

「ご自分の専門分野の記述に関して、ウィキペディア日本語版をどう評価されますか?」

3月前半の2週間、アリアドネの表紙 http://ariadne.jp/ に入口を設けています。ネット上の新しいリファランスがいまどのような段階にあるのか、多くのかたからご意見をお聞かせいただければと願っています。