編集日誌

2006-02-21(Tue): 大学図書館の目利きたち

大学図書館のサイトをみていると、当然ながら幅広い視野を持った目利きともいうべき方々がいることに気づかされる。たとえば、鹿児島大学附属図書館のニュース&トピックスや愛知淑徳大学図書館の司書の目と耳は、その一例。いずれも紙の本の世界に閉じず、幅広い視野を持って日々情報に接していることがうかがえる。ACADEMIC RESOURCE GUIDEは、こういう方々にとって役立つ情報でありたいものだ。大学図書館の方々、ぜひお気軽にご要望をお聞かせください。

・司書の目と耳

http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/issues_j/metomimi/metomimi.html

・愛知淑徳大学図書館

http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/

・ニュース&トピックス

2006-02-22(Wed): 『ウェブ進化論』が爆発的な売れ行き

梅田望夫さんの新著『ウェブ進化論』が爆発的に売れているらしい。私もまず一読しましたが、インターネットに人並み以上に関心を持っていると自認している方にはオススメです。

・『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』(梅田望夫、ちくま新書、777円)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062858/arg-22/

・My Life Between Silicon Valley and Japan(梅田望夫さん)

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/

・「「ウェブ進化論」著者、梅田望夫さん(45)に聞く(上) チープ革命が総表現社会を実現する」(asahi.com、2006-02-19)

2006-02-23(Thu): 掲示板を前面に ―プール学院大学図書館

プール学院大学図書館のサイトがすごい。開くと真っ先に「図書館掲示板 欲しい本や要望など、どんどん書きこんでください!」と飛び込んでくる。掲示板を使ったコミュニケーションを前面に打ち出した、図書館サイトとしては斬新なデザイン。意図と効果を知りたい。

・プール学院大学図書館

http://www.poole.ac.jp/library/

プール学院大学

http://www.poole.ac.jp/

2006-02-24(Fri): 最近読んだ本

最近読んだ本。ACADEMIC RESOURCE GUIDEでの活動より、IT企業のウェブプロデューサーとして読んでいるものが多い。最近、急速に話題になってきているWeb2.0については、梅田望夫さんの『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』が理論編として、共著の『RSSマーケティング・ガイド 動き始めたWeb2.0ビジネス』が実践編としてオススメ。

・『へんな会社のつくり方』(近藤淳也、翔泳社、1575円)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798110523/arg-22/

・『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』(梅田望夫、ちくま新書、777円)

2006-02-20(Mon): サンフランシスコ、シリコンバレーへ出張

来週の2/26(日)?3/5(日)まで、アメリカのサンフランシスコとシリコンバレーに出張の予定。基本的な毎日、サンフランシスコか、シリコンバレーで会議があるが、空き時間もある程度持てそうだ。ACADEMIC RESOURCE GUIDEの読者の方で、サンフランシスコ、シリコンバレーにお住まいの方がいれば、ぜひご連絡ください。

プライベートな時間が持てれば、岡部一明さん(東邦学園大学教員)が著書『サンフランシスコ発:社会変革NPO』で紹介していたSan Francisco Public Library, Main LibraryやIT活用で知られるSan Francisco Museum of Modern Artを訪れてみようと思っている。

・『サンフランシスコ発:社会変革NPO』(岡部一明、御茶の水書房、2000年)

http://www5d.biglobe.ne.jp/~okabe/honsfnpo/

2006-02-19(Sun): 初の著書刊行を前にして

昨年から編集日誌で何度か話題にし、今年の年頭には新年の5つの抱負の1つとして、「『これからホームページをつくる研究者のために』(仮題)を出版する」ことを挙げた。

自分としても初めての著書となる『これからホームページをつくる研究者のために』(仮題)の原稿を一通り書き終えた。現在は版元となる築地書館での編集・校正段階に進んでいる。

まだ刊行されていないので気が早いのだが、ふとふりかえって考えた。

自分はこれまで研究者の著書について、ときには厳しい批評をしてきた。また、著書の内容を先行して公開する試みを紹介してきた。そして、誤字脱字などの修正情報や追加情報を公開するサポートサイトを批評してきた。こう考えると、自分が著書を刊行するいまこそ、これまで自分が批評してきた方々と同じ立場にわが身を置くべきではないだろうか、と。

正直にいえば、怖い。しかし、自分だけを安全なところに置いて安全な場所から他人を批判することはしたくない。そもそも、このACADEMIC RESOURCE GUIDEをそうした思いを一端にして創刊したものだ。

2006-02-16(Thu): 図書館サイトは、一工夫でさらに向上する

専門図書館のサイトをときおりみてまわるが、江戸東京博物館図書室のサイトが充実してきている。特にレファレンス事例集がいい。このレファレンス事例集は国立国会図書館が運営しているレファレンス共同データベースに参加しており、レファレンス共同データベースからも江戸東京博物館図書室のレファレンス事例を検索・閲覧できるようになっている。

話がそれてしまうが、レファレンス共同データベースは非常に意義のあるプロジェクトだと思うが、レファレンス共同データベースというサイト自体にはまだ課題が多い。まずはレファレンス事例を有する各地の図書館がもっと参加したくなるようなサイトづくり、極端なことをいえば、自館のサイトでのレファレンス事例の公開をとりやめ、レファレンス共同データベースにリンクしたくなるくらいのサイトをつくらなくては、画期的に便利なものとはならないのではないか。参加館を爆発的に増やすには、サイトのインターフェースや機能がもう一段便利で役に立つものにならなければいけないだろう。せっかくの大規模な事業であるだけに、現状にはもったいない、という印象を受けている。

さて、江戸東京博物館図書室の話に戻ると、随所にもう一工夫があれば、もっと役立つものになると感じさせられる。

2006-02-17(Fri): NHK放送技術研究所の存続問題

読売新聞の記事「技研は今後も必要…NHKデジ懇、与党改革論議けん制」(2006-02-17)で知ったが、「放送技術の開発を技研が中心となって担う現状に再考を促す政府・与党の改革論議」があるという。なお、技研とはNHK放送技術研究所のことである。過去の報道を調べてみると、「NHK技研の分離も」(デイリースポーツ、2006-02-09)が詳しく紹介しているように、竹中平蔵総務相の私的懇談会である通信・放送の在り方に関する懇談会(座長・松原聡さん)で、そのような議論が起きているという。冒頭の読売新聞の記事は、こうした流れを受けてのもので、デジタル時代のNHK懇談会の最近の会合での反発を紹介している。なにがよく、なにが悪いのか、簡単にわかるものでもないが、ここ数ヶ月から数年のスパンで巻き起こっているNHK批判とは区別した形で、慎重に議論が進んでほしい。

・「技研は今後も必要…NHKデジ懇、与党改革論議けん制」(読売新聞、2006-02-17)

2006-02-18(Sat): 放送大学のラジオ教材のインターネット配信に期待する

放送大学がラジオ教材のインターネット配信を実験していたらしい。放送大学のサイトで、「実験終了のお知らせ」をみて初めて知った。なるほど、考えてみれば、放送大学のラジオ教材はインターネットでの配信に適したコンテンツだ。今回の実験の成果をいちはやくまとめ、内外に公開し、早速来年度からでもラジオ教材をインターネットで配信してほしい。実験では利用対象者は放送大学の在学生に限られていたうえ、データを保存できないストリーミング形式での配信だったようだ。だが、「大学教育の機会に対する広範な国民の要請にこたえる」という放送大学学園法第一条の精神に基づけば、放送大学への入学手続きの有無に関わらず、誰もがいつでもどこでも利用できるようにすべきだろう。先に挙げた放送大学学園法第一条は、実は全体ではこのような内容になっている。

「この法律は、放送大学の設置及び運営に関し必要な事項を定めることにより、大学教育の機会に対する広範な国民の要請にこたえるとともに、大学教育のための放送の普及発達を図ることを目的とする」(第一条 目的)。

2006-02-15(Wed): Webからの剽窃レポート検出手法の実装と評価

2006-03-13(Mon)?2006-03-14(Tue)に開催される第46回人工知能学会先進的学習科学と工学研究会(SIG-ALST)(於・石川県/北陸先端科学技術大学院大学)の一般セッションに「Webからの剽窃レポート検出手法の実装と評価」(高橋勇、宮川勝年、小高知宏、白井治彦、黒岩丈介、小倉久和)というすごいタイトルをみつけた。内容が非常に気になる。発表者の一人である宮川勝年さんのサイトに「Web検索によるレポート剽窃チェック支援システム(お試し版)」がある。これに基づいた発表だろうか。

・第46回人工知能学会先進的学習科学と工学研究会(SIG-ALST)

http://risky.cs.inf.shizuoka.ac.jp/konishi/SIG-ALST/

・高橋勇さん

http://www.i.his.fukui-u.ac.jp/~takahasi/