編集日誌

2005-07-22(Fri):

最近、久しぶりに様々な分野の研究者の個人サイトをみている。そこで気づくのだが、1999年くらいから個人サイトを運営してきた若手の研究者の方が続々と著書を刊行している。察するに、この方々にはサイトの運営は研究の妨げになるという批判が繰り返し寄せられたことだろう。根拠のない批判を乗り越え、サイトの運営を継続し、かつ見事な研究成果を挙げていることが実にうれしい。気づいたものをときおり紹介していこう。

1997年からサイトを開設している平山眞さんが、学位論文をまとめた『巫女の人類学』を刊行している。平山さんのサイトは社会人類学に関する日本語で書かれた初めてのサイトだろう。

・『巫女の人類学』(平山眞著、日本図書センター、2005年、5700円)

http://www.mackharry.com/~hirayama/fujo-no-jinruigaku.html

2005-07-21(Thu): 故・菱木昭八朗さんのサイト

菱木スウェーデン法研究所を公開していた菱木昭八郎さん(元・専修大学教員)が2004年5月に亡くなっていたことを知る。現在、菱木さんのサイトは、ご遺族の了解のうえで、専修大学法学部広報委員会が管理しているという。ご遺族と同委員会、そしてなによりも菱木さんのおかげで、いまでも「日本語で読めるスウェーデンの法律」などのスウェーデン法の情報資源が公開されていることは喜ばしい。故人の冥福をお祈りするとともに、サイトを存続させた専修大学法学部広報委員会の見識をたたえたい。さて、故人のサイトの管理継承については非常に関心があるので、専修大学法学部広報委員会の関係者の方がいらっしゃれば、ぜひお知らせいただきたい。よく経緯をうかがいたいと思う。

・菱木昭八朗のホームページ

http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~thj0090/

2005-07-20(Wed):

以前、紹介した富永健一ホームページに、「「富永健一ホームページ」開設の弁」が公開されている(2005-05-22付)。ACADEMIC RESOURCE GUIDEが、人と人とを結びつけることになったようだ。思いがけず、このような媒介をできたことがうれしい。

・「富永健一ホームページ」開設の弁

http://members3.jcom.home.ne.jp/knch.tominaga/20050522.htm

・富永健一ホームページ

http://members3.jcom.home.ne.jp/knch.tominaga/

2005-07-19(Tue):

2005-07-14(Thu)の編集日誌で、いま書いている本のことにふれたところ、早速何人かの方からコメントをいただく。ありがとうございます。元来こういうことについては、スロースターターなのだが、弾みがつきそう。コメントは引き続き歓迎です。参考までに2005-07-14(Thu)の編集日誌を再掲。

これまで雑誌に寄稿するということはあったのだが、いま初めて本を書いている。内容は、研究者がインターネットでホームページをつくり、研究の過程と成果を公開していくうえでの方法と留意点といえるだろう。これを読んでいる方々には、研究者とその予備軍や研究の周縁にいる司書、学芸員が多いと思う。そういう方々におうかがいしたいのだが、ホームページをまだ持っていない方が、いまもっとも知りたいことは何だろうか、あるいはすでに持っている方が、持つ前にもっとも知りたかったこと、知っておけばよかったと思うことは何だろうか。思うところがあれば、ぜひ教えてほしい。良い本にしたいと思う。

http://d.hatena.ne.jp/arg/20050717#p3

2005-07-17(Sun):

昨日の日本経済新聞朝刊に「米デューク大、新入生全員にiPod無料配布」との記事。iPod対応の講義というものがあるらしい。日本で同様の事例があるか調べてみたところ、 大阪女学院大学と大阪女学院短期大学、明治鍼灸大学、名古屋商科大学でiPodを無料配布しているようだ。特に大阪女学院短期大学は、特色ある大学教育支援プログラム「大学における英語教育と教養教育の統合」の一環として取り組んでいるらしい。

・「米デューク大、新入生全員にiPod無料配布」(日本経済新聞、2005-07-16)

http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=2005071509253ea

・「iPod導入で英語学習意欲向上に期待」(大阪女学院短期大学)

2005-07-16(Sat):

朝日新聞土曜版に掲載された「保護期間延長で、埋もれる作品激増? 著作権は何を守るのか」(be-on saturday, be Report、2005-07-17)が非常に良い。現在の著作権法改正論議のなかで進んでいる著作権保護期間の変更(作者の死後50年を70年に延長)について、問題点を浮き彫りにしている。特に「文筆家360人を大調査」と題して、インターネットを使った実態調査に力が入っている。詳しくは、記事を参照してほしいが、この調査では、インターネットで公開されているデータベースを使い、仮に著作権保護期間が20年延長された場合、紙媒体で入手が困難となる作品を割り出し、分類している。調査に基づいた報道という印象を受ける。インターネットに対する新聞界からの批判として、あるいはインターネットを活用しようとする新聞界に対する読者からの批判として、記者がインターネットに依存し、足を使わなくなるという指摘がある。しかし、足を使うというのは文字通り炎天下のなかを汗だくになって歩き回ることではないはずだ。もしそうならば、それは単なる精神主義に過ぎない。そうではなく、足を使うとは、取材先や情報源の主張をうのみにせず、記者自身が多様な方法で取材先や情報源の主張の正当性・妥当性を裏付けることだと私は思う。

2005-07-15(Fri):

『よくわかるキリスト教@インターネット』(小原克博・野本真也著、教文館、1575円)、読了。

・『よくわかるキリスト教@インターネット』(小原克博・野本真也著、教文館、1575円)

http://tinyurl.com/ad98k

2005-07-14(Thu): 初めて本を書く

これまで雑誌に寄稿するということはあったのだが、いま初めて本を書いている。内容は、研究者がインターネットでホームページをつくり、研究の過程と成果を公開していくうえでの方法と留意点といえるだろう。これを読んでいる方々には、研究者とその予備軍や研究の周縁にいる司書、学芸員が多いと思う。そういう方々におうかがいしたいのだが、ホームページをまだ持っていない方が、いまもっとも知りたいことは何だろうか、あるいはすでに持っている方が、持つ前にもっとも知りたかったこと、知っておけばよかったと思うことは何だろうか。思うところがあれば、ぜひ教えてほしい。良い本にしたいと思う。

2005-07-13(Wed):

東京大学大学院情報学環・学際情報学府の2006年度修士課程入学試験の出願開始が迫っている。関心はあるが、在職のままではとても授業に出られない時間割。

・平成18(2006)年度修士課程入学試験の概要

http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/admission/masters.html

・東京大学大学院情報学環・学際情報学府

http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/

2005-07-12(Tue):

創刊7周年。