編集日誌

2005-05-22(Sun):

法人化に伴って、国立大学に経営協議会という組織が設置されている。いくつかの国立大学では、議事要旨を公開しているが、まだ一部の取り組みにとどまっている。委員名簿や議事要旨をはじめ、経営協議会の活動が学内外に伝わるようにインターネットでの情報公開に努めてほしい。

ちなみに、経営協議会については、国立大学法人法第二十条に「国立大学法人の経営に関する重要事項を審議する機関」と定められており、学長、学長が指名する役員及び職員、教育研究評議会の意見を聴いて学長が任命する学外有識者(=学外委員)で構成される。大学によっては、学外委員を公募したところもある。

2005-05-23(Mon):

今日配信された広島大学高等教育研究開発センターの「RIHEメールマガジン」増刊号が非常によい。

・「RIHEメールマガジン」増刊号(2005-05-23)

http://rihe.hiroshima-u.ac.jp/viewer.php?i=173

・広島大学高等教育研究開発センター

http://rihe.hiroshima-u.ac.jp/

2005-06-02(Thu):

情報化関係の委員を務めている某独立行政法人へ。ここのサイトは本当によくなった。それだけではない。情報の発信・公開に向かう姿勢がどんどんと進化している。この変化に自分もいくばくかの貢献ができていると思うとうれしいことだ。

さて、こういう役割をもっと幅広く手がけられればいいのだが……。どこかからお誘いがないだろうか。

2005-06-03(Fri):

国立科学博物館のメールマガジン「科博メールマガジン」が昨日の配信でついに100号を迎えた。いろいろと要望はあるが、まずはここまでの継続に敬意を払いたい。

・科博メールマガジン第100号

http://www.kahaku.go.jp/magazine/backnumber/backnumber.php?id=177

・科博メールマガジン

http://www.kahaku.go.jp/magazine/

・国立科学博物館

http://www.kahaku.go.jp/

2005-06-05(Sun):

最近、特定の分野に特化した情報センターの設立準備運動をよくみかける気がする。背景を探るだけで、記事が一本書けそうだ。とりあえず、メモ。

・「国立ライフサイエンス情報センター(仮称)」推進準備委員会

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/nlsic/

・日本医学図書館協会

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/

2005-06-06(Mon):

何度か、指摘はしたのだが特に見直しということにはならないようなので、ここで再度指摘しておこう。大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)の「e-DAWN」というメールマガジンがある。編集・発行は、財団法人大阪府男女共同参画推進財団。このメールマガジンの末尾に「このメールマガジンは(財)大阪府男女共同参画推進財団の著作物です。引用、転載にあたっては当財団までご連絡ください」という但し書きがあるのだが、そもそも引用は誰もが自由に行える権利である。著作権法にはこう記されている。

「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」(第32条)。

連絡を求めることは自由といえば自由ではあるが、義務にはできない。さらに連絡を求めること自体が引用を望む人を萎縮させる可能性があるので好ましいことではない。ドーンセンターの方々はどのようにお考えだろうか。個人的には、ドーンセンターを長年応援してきた者だけに、このようなナンセンスなしきたりを改めないままであることは本当に残念だ。

2005-06-07(Tue):

・『学術論文の技法【新訂版】』(斉藤孝・西岡達裕著、日本エディタースクール出版部、1575円)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4888883521/arg-22

を読了。インターネットの利用についてふれた改訂版。しかし、まさかこの本がインターネットを扱うようになるとは……。驚かされる。ただし、インターネットの利用に関する部分については特記するほどのことはない。

2005-06-08(Wed):

季刊「本とコンピュータ」の終刊号が届く。最後のテーマは「はじまりの本、おわりの本。」。内容についてはいずれあらためてコメントしたい。ここでは終刊について一言だけ。ありきたりだが、感慨深い。個人的な話になるが、季刊「本とコンピュータ」が創刊された1997年は、私が大学を出て編集者になった年だ。斜陽産業といわれていることを十分にしりながら出版業界に入った私にとって、就職一年目の初夏に手にとった創刊号は、ずいぶんとまぶしい存在だった。だが、徐々にそのときの一種の興奮は徐々に冷めていく。それは私自身が出版業界に見切りをつけつつあったことによるところが大きい。だが、一部には、断片的に目撃した季刊「本とコンピュータ」のつくられ方への幻滅もあった。端的にいえば、人脈に依存した取材姿勢が端々に感じられたということだろうか。私は、これは、季刊「本とコンピュータ」の一貫した課題であったと思う。少なくとも私の場合、毎号毎号、書き手とその内容が読めてしまうようになるまで、そう時間はかからなかった。8年に渡る発行期間で、季刊「本とコンピュータ」は、どれだけの書き手を見い出し、送り出せただろうか。私の評価は厳しい。季刊「本とコンピュータ」から、さして書き手を送り出せなかったことは、季刊誌とはいえ雑誌という媒体としてはよいことではなかったとだろう。

2005-06-09(Thu):

最近読み終えた本。

・「オーマイニュースの挑戦」(呉連鎬著、大畑竜次、大畑正姫翻訳、太田出版、1890円)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872339304/arg-22

韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」の創刊・創業者による一種の回顧録。少し前に流行したIT創業者の立志伝や自伝よりもはるかに示唆的。

2005-06-10(Fri):

ネット時代のジャーナリズムという国際シンポジウムがあったらしい。知らなかった。こういう情報をもれなく手にしたいものだが、どのような方法があるだろう。

・「ネット時代のジャーナリズム:国際シンポの詳報第1回」(MSN-Mainichi INTERACTIVE)

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/coverstory/news/20050610org00m300126000c.html