編集日誌

2006-01-25(Wed):

MSN毎日インタラクティブが「人権講座:上野教授の講師を拒否 都教育庁が思い過ごし」と報道しているが、東京都が上野千鶴子さんの講演を拒否したという問題に対する抗議運動が起きている。若桑みどりさんらが呼びかけ人となり、東京都に抗議文を提出するという。明日の正午まで賛同署名を集めている。関心のある方はまず一度ご覧になってほしい。

・「人権講座:上野教授の講師を拒否 都教育庁が思い過ごし」(MSN毎日インタラクティブ、2006-01-10)

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060110k0000e040086000c.html

・東京都に抗議する

http://www.cablenet.ne.jp/~mming/against_GFB.html

2006-01-24(Tue):

出張中の新聞をまとめ読み。1月17日の朝日新聞に「「平成の大合併」データベースに」という興味深い記事がある。ここ数年続いている市町村合併に際して、各自治体に設けられた合併協議会の議事録を総務省が保存するという。合併協議会の多くは自らのサイトや市町村のサイトで議事録を公開してきた。これをデータベース化し、「合併デジタルアーカイブ」(仮称)として公開するという。共同通信社の報道によれば、公開は3月頃の予定という。消え行くデジタルコンテンツを保存・公開するこのような取り組みには注目したい。ちなみに合併協議会を含め合併前の市町村のサイトは、国立国会図書館もインターネット資源蓄積実験事業(WARP)で保存・公開している。

・「平成大合併のデータベース 総務省が作成へ」(神戸新聞、2006-01-21)

http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/01025241kd200601281800.shtml

・総務省 - 合併相談コーナー

2006-01-22(Sun):

東京国立近代美術館工芸館が「所蔵作品展近代工芸の百年」を開催している(2005-12-10?2006-03-05)。この展覧会のサイトに参考図書の紹介ページが設けられているのだが、これがよくできている。リストに挙げられた書名をクリックすると、東京国立近代美術館図書検索OPACの画面に移動するようリンクが設けられている。かねてから随所で図書館関係者に訴えていることだが、OPACの有効な使い方だろう。

・「近代工芸の百年」の参考図書

http://www.momat.go.jp/CG/Modern-Crafts/books.html

・所蔵作品展近代工芸の百年

http://www.momat.go.jp/CG/Modern-Crafts/

・東京国立近代美術館工芸館

2006-01-23(Mon):

独立行政法人理化学研究所が「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」制定のお知らせを公開した。研究者による不正行為が続発しているため、その対応ということだろうか。さて、この指針だが、明確に「不正行為」と言い切っているところがよい。最近、他の研究機関では、不正行為を指して「ミスコンダクト」(Misconduct)と表現することが多いようだ。しかし、「ミスコンダクト」では何のことだかわからない。たとえば、独立行政法人産業技術総合研究所は「独立行政法人産業技術総合研究所における研究ミスコンダクトへの対応に関する規程」にみられるように頻繁に「ミスコンダクト」という言葉を使っている。第2条で早速、研究ミスコンダクトを以下のように定義している。

「研究ミスコンダクト」とは、研究成果物等(独立行政法人産業技術総合研究所研究成果物等取扱規程(13規程第45号)第3条第1項に定めるものをいう。以下同じ。)の作成に係るねつ造、偽造及びひょう窃をいう。

2006-01-18(Wed):

英国滞在3日目。本日で基本的な出張業務は終了。明日以降は単発の会議を幾つかこなしつつ、観光の予定。

さて、2006-01-14(Sat)の編集日誌でふれた中西準子さんと松井三郎さんの間の裁判だが、中西準子さんから「私の裁判のために、皆様の力を貸してください?ご意見提出のお願い?」という依頼文が出されている。

私自身の考えは先の日誌にも記したように、「驚き、そして怒りを感じている。なぜ、批判された松井さんはいきなり訴訟という形に持ち込んだのだろうか。なぜ自分の個人ホームページで反論を公表しなかったのだろうか。研究者という職業人が「対抗言論」(More Speech)に訴えることなく、訴訟に持ち込んだことが哀しい。自由な言論や論争に「萎縮効果」(Chilling Effect)を引き起こす訴訟を起こしたことが哀しい」という一点に尽きる。

この点を中心に近く意見書をまとめようと思う。なお、裁判は次回の口頭弁論が2006年1月27日(金)の10:30から横浜地方裁判所で開かれるという。口頭弁論に要する時間は約30分とのこと。

・私の裁判のために、皆様の力を貸してください?ご意見提出のお願い?

2006-01-19(Thu):

英国滞在4日目。大英博物館(British Museum)や英国図書館(British Library)を訪れる。大英博物館では、館員の方に所蔵品検索システムCOMPASSの説明をしていただく。事前に連絡したわけではなく、その場でお願いをしたのだが、快く対応していただけた。もう少し詳しい説明を聞きたい気はしたが、そこはやむをえない。

さて、COMPASSは館内用と館外用(インターネット公開版)にわかれているのだが、気づいた範囲でメモしておこう。

まず「Credits」があるのがよい。このデータベースの開発・公開に貢献した人々が記録されている。日本の博物館や美術館のデータベースでは、このようなクレジット表記はあまりみかけないが、デジタル資料に正当な価値を与えるうえで欠かせない配慮だろう。

2006-01-20(Fri):

英国滞在5日目。ハロッズ(Harrods)、セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)、タワーブリッジ(Tower Bridge)あたりをうろうろし、夜の便で日本に向けて出発。

さて、昨日訪れた英国図書館(British Library)だが、一言でいうと「BL」というブランドが意識して形作られているという印象を持った。館内、館外の至るところでみかける「THE BRITISH LIBRARY - The world's knowledge」というキャッチフレーズや赤地に白抜きされた「BRITISH LIBRARY」という文字など、コーポレートアイデンティティ(ライブラリーアイデンティティ)が、しっかりと築かれている。館内には書店が設けられており、英国図書館が発行したものをはじめ、さまざまな書籍やCD、DVDが販売されている。また「BRITISH LIBRARY」というロゴをあしらったペンなどのグッズも販売されている。見事な徹底ぶり。

2006-01-21(Sat):

帰国便が着陸すると、大雪のため成田空港の滑走路が閉鎖された。このため実際に着陸してから、機外に出るまでに約6時間待つ羽目に……。しかし、航空会社のスタッフは混乱しつつも事態の収拾と顧客への対応に力を尽くしていたが、空港を運営する成田国際空港株式会社の対応が悪かった。というよりは、なにもしていなかったというべきか……。

・成田国際空港株式会社

http://www.naa.jp/

・成田国際空港

http://www.narita-airport.jp/

2006-01-17(Tue):

昨日から出張でイギリス・ロンドンに来ている。丸半日のフライトにぐったり。機内でみた「蝉しぐれ」(原作:藤沢周平、監督:黒土三男、出演:市川染五郎、木村佳乃、緒形拳)に感動。「たそがれ清兵衛」や「蝉しぐれ」のような藤沢周平原作の作品に感動を覚えるようになったということは、相応に年をとったということだろうか。

・蝉しぐれ

http://www.semishigure.jp/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00014B1SK/arg-22/

・たそがれ清兵衛

http://www.shochiku.co.jp/seibei/

2006-01-16(Mon):

2005-12-24(Sat)の編集日誌でふれた独立行政法人国際協力機構(JICA)のJICAメールマガジンの配信方法に関する質問にJICA総務部広報室より回答をいただいたので紹介しよう。


Fri, 13 Jan 2006 13:57:00 +0900

1. JICAメールマガジンに関するコンテンツ制作、メール配信およびデータ保管業務については、株式会社アルトビジョンのみが従事しています。

2. 株式会社国際協力データサービスは、JICAメールマガジンからリンクされるJICAホームページの運営管理とJICAメールマガジンへの問い合わせ窓口業務に従事していますが、JICAメールマガジンにおける個人情報を扱う業務(データ管理や配信など)には従事していません。

3. 株式会社国際協力データサービスはメール配信用登録情報にアクセスすることはできません。

以上

JICA総務部広報室

この回答を受け、引き続き次の質問を送っている。

Sat, 14 Jan 2006 18:06:33 +0900