編集日誌

2006-01-23(Mon):

独立行政法人理化学研究所が「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」制定のお知らせを公開した。研究者による不正行為が続発しているため、その対応ということだろうか。さて、この指針だが、明確に「不正行為」と言い切っているところがよい。最近、他の研究機関では、不正行為を指して「ミスコンダクト」(Misconduct)と表現することが多いようだ。しかし、「ミスコンダクト」では何のことだかわからない。たとえば、独立行政法人産業技術総合研究所は「独立行政法人産業技術総合研究所における研究ミスコンダクトへの対応に関する規程」にみられるように頻繁に「ミスコンダクト」という言葉を使っている。第2条で早速、研究ミスコンダクトを以下のように定義している。

「研究ミスコンダクト」とは、研究成果物等(独立行政法人産業技術総合研究所研究成果物等取扱規程(13規程第45号)第3条第1項に定めるものをいう。以下同じ。)の作成に係るねつ造、偽造及びひょう窃をいう。

2006-01-18(Wed):

英国滞在3日目。本日で基本的な出張業務は終了。明日以降は単発の会議を幾つかこなしつつ、観光の予定。

さて、2006-01-14(Sat)の編集日誌でふれた中西準子さんと松井三郎さんの間の裁判だが、中西準子さんから「私の裁判のために、皆様の力を貸してください?ご意見提出のお願い?」という依頼文が出されている。

私自身の考えは先の日誌にも記したように、「驚き、そして怒りを感じている。なぜ、批判された松井さんはいきなり訴訟という形に持ち込んだのだろうか。なぜ自分の個人ホームページで反論を公表しなかったのだろうか。研究者という職業人が「対抗言論」(More Speech)に訴えることなく、訴訟に持ち込んだことが哀しい。自由な言論や論争に「萎縮効果」(Chilling Effect)を引き起こす訴訟を起こしたことが哀しい」という一点に尽きる。

この点を中心に近く意見書をまとめようと思う。なお、裁判は次回の口頭弁論が2006年1月27日(金)の10:30から横浜地方裁判所で開かれるという。口頭弁論に要する時間は約30分とのこと。

・私の裁判のために、皆様の力を貸してください?ご意見提出のお願い?

2006-01-19(Thu):

英国滞在4日目。大英博物館(British Museum)や英国図書館(British Library)を訪れる。大英博物館では、館員の方に所蔵品検索システムCOMPASSの説明をしていただく。事前に連絡したわけではなく、その場でお願いをしたのだが、快く対応していただけた。もう少し詳しい説明を聞きたい気はしたが、そこはやむをえない。

さて、COMPASSは館内用と館外用(インターネット公開版)にわかれているのだが、気づいた範囲でメモしておこう。

まず「Credits」があるのがよい。このデータベースの開発・公開に貢献した人々が記録されている。日本の博物館や美術館のデータベースでは、このようなクレジット表記はあまりみかけないが、デジタル資料に正当な価値を与えるうえで欠かせない配慮だろう。

2006-01-20(Fri):

英国滞在5日目。ハロッズ(Harrods)、セント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)、タワーブリッジ(Tower Bridge)あたりをうろうろし、夜の便で日本に向けて出発。

さて、昨日訪れた英国図書館(British Library)だが、一言でいうと「BL」というブランドが意識して形作られているという印象を持った。館内、館外の至るところでみかける「THE BRITISH LIBRARY - The world's knowledge」というキャッチフレーズや赤地に白抜きされた「BRITISH LIBRARY」という文字など、コーポレートアイデンティティ(ライブラリーアイデンティティ)が、しっかりと築かれている。館内には書店が設けられており、英国図書館が発行したものをはじめ、さまざまな書籍やCD、DVDが販売されている。また「BRITISH LIBRARY」というロゴをあしらったペンなどのグッズも販売されている。見事な徹底ぶり。

2006-01-21(Sat):

帰国便が着陸すると、大雪のため成田空港の滑走路が閉鎖された。このため実際に着陸してから、機外に出るまでに約6時間待つ羽目に……。しかし、航空会社のスタッフは混乱しつつも事態の収拾と顧客への対応に力を尽くしていたが、空港を運営する成田国際空港株式会社の対応が悪かった。というよりは、なにもしていなかったというべきか……。

・成田国際空港株式会社

http://www.naa.jp/

・成田国際空港

http://www.narita-airport.jp/

2006-01-17(Tue):

昨日から出張でイギリス・ロンドンに来ている。丸半日のフライトにぐったり。機内でみた「蝉しぐれ」(原作:藤沢周平、監督:黒土三男、出演:市川染五郎、木村佳乃、緒形拳)に感動。「たそがれ清兵衛」や「蝉しぐれ」のような藤沢周平原作の作品に感動を覚えるようになったということは、相応に年をとったということだろうか。

・蝉しぐれ

http://www.semishigure.jp/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00014B1SK/arg-22/

・たそがれ清兵衛

http://www.shochiku.co.jp/seibei/

2006-01-16(Mon):

2005-12-24(Sat)の編集日誌でふれた独立行政法人国際協力機構(JICA)のJICAメールマガジンの配信方法に関する質問にJICA総務部広報室より回答をいただいたので紹介しよう。


Fri, 13 Jan 2006 13:57:00 +0900

1. JICAメールマガジンに関するコンテンツ制作、メール配信およびデータ保管業務については、株式会社アルトビジョンのみが従事しています。

2. 株式会社国際協力データサービスは、JICAメールマガジンからリンクされるJICAホームページの運営管理とJICAメールマガジンへの問い合わせ窓口業務に従事していますが、JICAメールマガジンにおける個人情報を扱う業務(データ管理や配信など)には従事していません。

3. 株式会社国際協力データサービスはメール配信用登録情報にアクセスすることはできません。

以上

JICA総務部広報室

この回答を受け、引き続き次の質問を送っている。

Sat, 14 Jan 2006 18:06:33 +0900

2006-01-15(Sun):

月曜日から一週間ほど仕事でロンドンに行きます。日中は厳しそうですが、夕方以降は自由に行動できそうです。本誌読者でロンドン在住、かつ岡本と会ってみようという方がいれば、ご連絡ください。

またロンドンに行くなら、これはみてきたほうがいいというものがあれば教えてください。グルメ情報、観光情報からインターネットの学術利用まで、なんでもかまいません。

とはいえ、急な話でまだヒースロー空港についた後、どうやってホテルまでたどりつけるのか、翌日会議の会場までどうやっていけばいいのか、よくわかっていないのですが……。

・Mayor of London, the London Assembly and the Greater London Authority

http://www.london.gov.uk/

・UK NOW

http://www.uknow.or.jp/

2006-01-06(Fri):

便利なカレンダーサイトを探している。

ACADEMIC RESOURCE GUIDEでは、インターネットの学術利用に関連する学会や研究会の開催情報を「イベントカレンダー」欄で紹介している。これまではhtmlで作成したカレンダーを公開してきたが、正直手間がかかる。簡単にイベント情報を登録でき、公開できる便利なサイトはないだろうか。必要条件は以下の通り。

1. ID、パスワード不要で第三者に公開できる。

2. 一ヶ月分の予定が縦一列で一覧表示される。

3. 一覧の見出しから外部サイトにリンクする。

4. データをインポート、エクスポートできる。

以上の条件にかなうサイトをご存知の方、ご教示ください。なお、すでに検討したサイトは以下の通り。

・Yahoo!カレンダー

http://calendar.yahoo.co.jp/

・はてなグループ - カレンダー機能

2006-01-07(Sat):

年末年始にかけて目にした求人情報。

・独立行政法人理化学研究所事務系職員(契約制)募集要項

http://www.riken.go.jp/r-world/info/recruit/051222_8.html

・科学技術スペシャリスト募集(日本科学未来館)

http://www.miraikan.jst.go.jp/j/info/2006/if_0104.html

理化学研究所の職員募集では、ネットワーク運用とデータベース管理の仕事が目を引く。「年度毎の契約による契約事務職員」ということだが、業務請負のような形ならうれしいのだが……。