編集日誌

2005-10-17(Mon):

研究者に限らず、個人発信の学術サイトに注目してきたが、自分のなかで抜け落ちている感じがするのが、学芸員という存在だ。これは私が関心を持ってこなかったということではないように思う。そうではなく、学芸員が個人の立場で発信しているサイトがあまりないのではないか。大阪市立自然史博物館や徳島県立博物館の方々のような例もあるが、それはごく一部に過ぎない。また、学芸員によると思われるサイトもあるが、実名を明かしていないケースが目立つ。なぜだろう? 理由も知りたいが、まずは学芸員の個人サイトをよく知りたい。自薦他薦を問わないので、知っているサイトがあれば教えてほしい。

・学芸員の紹介(大阪市立自然史博物館)

http://www.mus-nh.city.osaka.jp/2about/member.html

・学芸員の部屋(徳島県立博物館)

2005-10-16(Sun): 個人ホームページを持つ最高齢研究者は?

個人サイトを持ち、自分で管理している方で最高齢の方はどなただろうか? 下世話な話ではあるが、70代前後の方々のサイトを最近ポツポツとみかけるようになったので、ふと気になる。私の知る限りでは、1931年生まれの富永健一さんが最高齢なのだが、富永さん以上にご高齢の方で、ご自分でサイトを運営されている方はいるのだろうか。ご存知の方、情報をお寄せください。

・富永健一ホームページ

http://members3.jcom.home.ne.jp/knch.tominaga/

2005-10-15(Sat): ”Stand on the shoulders of giants”(巨人の肩にのって)

本の執筆はそこそこ順調に進行している。書きながら、あらためて思うことは、多くの先達の存在があってこそ、いまの自分の存在や活動があるということ。私は研究者ではないが、それでも"Stand on the shoulders of giants"(巨人の肩にのって)、いまの自分があることを忘れないようにしたいし、それを本のなかに生かしたいと思う。

2005-10-14(Fri):

と、書いた翌日に地質図ライブラリーのサイトが公開されていた。サイトの出来は、まだまだ貧弱なものだが、これからに大いに期待。

・地質図ライブラリー

http://www.gsj.jp/Lib/library/

・地質調査情報センター

http://www.gsj.jp/

2005-10-13(Thu):

独立行政法人産業技術総合研究所の地質調査情報センターが「地質図ライブラリー」を開設し、公開した。旧地質調査所の時代から、100年以上に渡って、収集してきた資料を収めているという。すごい。ただ、問題は所在地がつくば市という点だろう。早くインターネットでの公開を進めてほしい。

・「地質図ライブラリーを開設 ?国内外地質図類の情報提供公開を強化?」(2005-09-28)

http://www.aist.go.jp/aist_j/announce/au2005/au0928/au0928.html

2005-10-12(Wed):

日本学術会議が会員の若返りを図り、体制を一新したことがニュースになっている。日本学術会議は、1949年に設立された日本の科学者の内外に対する代表機関。日本学術会議の新しい体制の在り方に関する懇談会が最終報告書を出すなど、最近は改革の流れがいちじるしい。このような体制の改革や刷新に先行して、学術情報の電子化に関する提案や報告を相次いで出している。「電子媒体学術情報の恒久的な蓄積・保存・利用体制の整備・確立」「我が国英文学術誌による学術情報発信の推進について」「物理系学術誌の将来に向けて:?工学系分野の立場から?」の3本。このような動きがあることは喜ばしいが、電子メディアの学術利用において日本学術会議の存在感は実に乏しい。新たに任命された第20期会員の方々には、電子化への取り組みを期待したい。ただ、顔ぶれをみたところ、個人で学術サイトを運営している方や組織での学術情報の電子化に関わってきた方はほとんどいない。見通しには悲観的になってしまうが、まずは外部の声に耳を傾けるところから始めてほしい。

・日本学術会議会長コメント(2005-09-15)

2005-10-11(Tue):

東京神学大学の松永希久夫名誉教授(前学長)が亡くなった。72歳。直接、教えを受ける機会はなかったが、大学がキリスト教系だったため、『歴史の中のイエス像』(NHKブックス、966円)を読んだことを思い出す。

・東京神学大名誉教授、前学長の松永希久夫さんが死去(asahi.com)

http://www.asahi.com/obituaries/update/1011/004.html

・松永希久夫の著書訳書編書論文等の一覧

http://home.interlink.or.jp/~suno/yoshi/references/tuts/work_matsunaga.htm

・『歴史の中のイエス像』(NHKブックス、966円)

2005-10-10(Mon):

「漢字文献情報処理研究」第6号が刊行される。私も「『季刊・本とコンピュータ』が残したもの」という書評を寄稿している。字数の制約上、原稿からかなり削ったものとなっているので、自分としては満足できる内容ではないのだが、やむをえないか……。いずれ拡大版をどこかに掲載したいものだ。

・「漢字文献情報処理研究」第6号

http://www.jaet.gr.jp/jj/6.html

・漢字文献情報処理研究会

http://www.jaet.gr.jp/

2005-10-09(Sun):

「研究業績」という言葉をよく聞く。だが、あらためて考えてみると、この言葉は厳密に定義されているのだろうか。「研究業績」の定義が知りたい。研究者の方々が自分の研究業績をまとめる際は、どのような定義にしたがっているのだろうか。査読や審査の有無ということではなく、明文化された規定を知りたい。たとえば、「広島大学総合科学部教員選考における審査基準」では、研究業績とは、「学位、学術論文、学術著書、学術訳書、紀要論文、国際会議会議録論文、総説、招待講演、外部資金獲得状況、特許、共同研究実績、学会賞など」をいうと定義されている。このような明文化された規定を数多く知りたい。本誌をお読みの研究者の方々、ご存知のことがあれば、ぜひ教えてください。

・広島大学総合科学部教員選考における審査基準

http://home.hiroshima-u.ac.jp/souka/e_kyousyokuin/e-4_regulation/h16/44.html

2005-10-08(Sat):

統合から1週間が経った富山大学、日本原子力研究開発機構、三菱UFJフィナンシャル・グループだが、富山大学と日本原子力研究開発機構は統合前の各機関のサイトを残し、三菱UFJフィナンシャル・グループは、三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスのサイトを閉鎖という結果になった。富山大学の場合は、旧富山大学のサイトから新富山大学のサイトへと、ドメインも変更している。富山大学と日本原子力研究開発機構には、引き続き旧機関のサイトの保存にあたってほしい。

ちなみに、新・富山大学の場合、合併した富山大学、富山医科薬科大学、高岡短期大学のサイトがすでに国立国会図書館のインターネット資源選択的蓄積事業(WARP)で保存・公開されている。ただし、いずれも公開されているデータが2004年までのものなので、最新のデータをアーカイブしてほしい。日本原子力研究所は一部のページがインターネット資源選択的蓄積事業(WARP)で保存・公開されている。核燃料サイクル開発機構は、一切保存されていない。完全なデータを一日もはやく保存し、公開してほしい。