編集日誌

2005-01-28(Thu):

googleなどの検索エンジンを利用して集めた記事を切り貼りしてレポートを書き上げる学生が多いという話を、ここ数年、大学教員から聞くことが多い。先日(2005-01-14(Fri))、国文学研究資料館で行われた第2回資源共有化に関する研究集会「日本発!!文化情報の発信と共有」の2日目の催し「文化・情報資源の共有化」で同趣旨の発言をしたのだが、考えてみれば、この現象は学術情報を簡単に検索できるgoogle並に便利なツールがないから起きているのではないだろうか? 最近では学生向けに大学図書館がインターネットでの学術情報検索法を指導することが当たり前になりつつあり、そのようなガイダンスを正規の授業に組み込もうとする動きもあると聞く。それでもなおgoogleの「悪用?」がとどまるところをしらないのであれば、学生のモラル低下の問題として考えるのではなく、これは使いたいと学生が思えるような機能を備えた学術ポータルがないことを問題のおおもととしてとらえたほうがよいのではないだろうか。Google Scholarのような学術分野に特化したサービスの登場を思うと、危機感をどこに置くか、見誤ってはいないか、という危惧がある。

・Google Scholar

2005-01-17(Mon):

國學院大學のサイトがリニューアルされたのだが(2005-01-11)、「HPリニューアルのお知らせ」という案内がよい。新旧のサイトを見比べられ、どのようなねらいがあるのか、きちんと示されている。

・「HPリニューアルのお知らせ」

http://www.kokugakuin.ac.jp/about/kouhou/info/hprenewal0501.php

・國學院大學

http://www.kokugakuin.ac.jp/

2005-01-26(Wed):

文化資源という言葉を最近目にする。これまでそのまま「リソース」と呼んでいたものが、「資源」に置き換えられているようだ。「リソース」よりはわかりやすような気もするが、とはいえ定訳という感じもしない。いい訳語はないものだろうか。

2005-01-15(Sat):

学習院大学東洋文化研究所が、「学内にある東アジア関連資料の調査を主目的とする」学習院大学東洋文化アーカイブズプロジェクトに取り組んでいる。朝鮮総督府録音記録セクション、友邦文庫データベースセクション、漢籍データベースセクション、韓国近代法制資料調査セクションの4つの作業が進行しているようだ。すでにインターネットで公開されている友邦文庫データベースの運用にあたる友邦文庫データベースセクションはもとより、「学習院大学収蔵の線装本を主体とする漢籍資料の調査・分析を行い、四部分類に基づく目録化をはかるとともに、その結果を電子データ化し、インターネット上に公開し学界に貢献できる体制を構築していくことをめざ」す漢籍データベースセクションに注目したい。

できれば、こういうプロジェクトにインタービューに行って、自分で記事を書いてみたいものだ。

・学習院大学東洋文化アーカイブズプロジェクト

http://www.gakushuin.ac.jp/univ/rioc/project.html

・友邦文庫データベース

2005-01-14(Fri):

国文学研究資料館で行われた第2回資源共有化に関する研究集会「日本発!!文化情報の発信と共有」の2日目の催し「文化・情報資源の共有化」に参加した。戸越にある国文学研究資料館を訪れるのは初めて。

行ってよかったと思える催しだった。なかでも、赤澤威さんの講演「人間文化研究機構における資源共有化」の印象は鮮烈。

・検索画面のデザイン、いわばユーザーインターフェースがデータベースの価値を決める。

・データベースというものは活用されることによって、その目的が達せられる。

・だからこそ、検索画面のデザインがプロジェクトの成否・評価に関わる。

・検索画面をデザインしてから、システムを設計するくらいでよい。

といった指摘は実に鋭い。最近、この種の研究会が盛んな一方で、議論がテクニカルな方向や微細な方向だけに向かっていると感じていただけに、赤澤さんの指摘は非常に重要なものだった。研究集会のアンケートにも記入したことだが、「どのような使い勝手を求めるか」「利用者とは誰か」という観点での討議に絞った催しが早々に必要だろう。

・第2回資源共有化に関する研究集会【PDF】

2005-01-13(Thu):

少し前のことだが、2004-12-08()に国立国会図書館で国立国会図書館主題情報部研修に講師として参加した。「国立国会図書館への評価と期待 ― ACADEMIC RESOURCE GUIDEの経験から」と題してお話をさせていただいた。当日は自分を含め、大部分の参加者は国立国会図書館東京本館に集まったのだが、関西館と東京本館を通信でつなぎ、たいへんな盛況だったようだ。お集まりいただいた方には、心から感謝している。

さて、

・ACADEMIC RESOURCE GUIDEの経験

・ACADEMIC RESOURCE GUIDEの経験に基づいた国立国会図書館への評価

・ACADEMIC RESOURCE GUIDEの経験に基づいた国立国会図書館への期待

という構成で、過去数年の国立国会図書館のサイトへの評価の推移、そして現状への不満と今後への期待を語ったのだが、ご満足いただけただろうか。時間を無駄にした、と思った方がいなければよいのだが。後日いただいたアンケートの結果を思い返すと、もう少し直接的に役に立つ方法論を交えるべきだったという反省もある。

2005-01-09(Sun):

年始から総務省職員によるテレワーク(社団法人日本テレワーク協会によれば、「情報通信技術(IT)を利用した場所・時間にとらわれない働き方」)が始まり、6名の職員が週一日は霞ヶ関に出向かずに仕事をしているという。その模様が、「テレワーク日記」として公開されている。すいぶんと思い切った試みと思うが、うれしい取り組みだ。ただ一つ難点をいえば、「テレワーク日記」のほうには、総務省職員によるテレワークの試行記録であることが記されていないので、日記だけをみた人には意義が伝わらない。

・テレワーク日記

http://teleworknikki.no-blog.jp/

・テレワーク推進フォーラム

http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/telework/index.htm

・社団法人日本テレワーク協会

2005-01-06(Thu):

今年はなるべく催しに足を運ぼう、と決意している。いまのところ参加したいと考えているのは、

2005-01-13(Thu)?2005-01-14(Fri):

第2回 資源共有化に関する研究集会「日本発!!文化情報の発信と共有」

(於・国文学研究資料館)

http://www.nijl.ac.jp/contents/files/sigen2005.pdf

2005-02-04(Fri):

前近代日本の史料遺産プロジェクト(JMP)第5回公開研究集会「前近代日本の史料遺産プロジェクト 成果と課題」

(於・東京大学史料編纂所)

http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/COE/DC5-1.htm

2005-02-05(Sat):

三田図書館・情報学会第121回月例会

2005-01-07(Fri):

セゾン総合研究所が2004年3月31日で解散していることを知る。資料やデータの継承先を明記している点、過去のデータを公開し続けている点はよい。

・セゾン総合研究所

http://www.sri-saison.gr.jp/

2005-01-06(Thu):

歌田明弘「日本の広告アーカイヴ」を読む。アド・ミュージアム東京には行ったことがないが、館内ではさまざまなデータベースが公開されている。権利関係の問題があることもわかるが、世間に広く宣伝するという広告の基本的な目的を考え、インターネットでの公開を実現してほしいものだ。

・「日本の広告アーカイヴ」

http://www.dnp.co.jp/artscape/artreport/it/u_0412.html

・歌田明弘の『地球村の事件簿』

http://blog.a-utada.com/

・アド・ミュージアム東京

http://www.admt.jp/