2020-04-16(Thu): 長尾真さんの『楽天知命-気楽なよしなしごと』を読む

・長尾真著『楽天知命-気楽なよしなしごと』(アスパラ、2019年)
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長尾さんが国立国会図書館長を退任される前後の書き物の集成。非常に刺さる言葉の数々。

「我々は梅棹の築いた文明論のレベルを乗りこえて、安心・安全を含めた人間の心に密着した価値を扱う文化論的立場から全てのものを見なおすとともに、そのような立場からの産業論を試みるべき時代に来ているのではないだろうか」。

「私が1990年ころから努力してきた電子図書館の建設は、これまで実現できなかった新しい概念、新しい型の図書館を狙ったものである。それが定着するまでには10年、20年とかかるだろうが、方向性に間違いはないと思っている」。

「公共図書館は無料の貸本屋ではないかと出版界から非難されたりしてきたが、それが問題なのではなく、利用者が知りたいこと、調べたいことによく対応するという図書館本来の役目を十分果たしているかが重要なのである。これは調査・相談業務(レファレンス)といわれているものであるが、近年問題となっている指定管理者制度の良し悪しもこの視点から判断すべきであり、単に図書館運営費を削減できるからといった理由で判断すべきことではない」。

ぜひ、一読を。

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