809号(2020-08-03、4089部)

ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG)の809号(2020-08-03、4089部)を発行しました。

主な記事は、

〇お誘い「築100年の京町家を使った鍵屋荘がリニューアル-学びながら暮らし、暮らしながら学ぶ『京都建築』レジデンスの会員を募集」

〇お知らせ「【初心者向け】図書館総合展公式企画「図書館員のためのオンライン会議参加講座」Powered by Code4Lib JAPAN」

○連載『「対話」と「思考」のための図書館 〜人・情報・社会をつなぐ〜』第9回(嶋田学)

○新連載「ネット情報の海に溺れないための学び方入門」第3回(梅澤貴典)

○LRG編集部から
-「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第31号、発売中」
 ・巻頭言「新体制の始動」
-LRGのFacebookページから
 ・角川武蔵野ミュージアムがプレオープン

○【毎週更新】各地のプロジェクトから-富谷市、小千谷市を追加

○イベントカレンダー

○活動の予定と報告

○編集日誌
 -ワークショップの分析からあらためて感じるワークショップの意味
 -第112回saveMLAK MeetUpに参加/都道府県立図書館はどのような防災減災研修を行ってきたのか
 -都市経営スクール図書館専門課程の開講準備
                             など、7日分

○奥付

1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and …

       2020-08-03発行   ‡No.809‡   4089部発行

-学びながら暮らし、暮らしながら学ぶ「京都建築」レジデンスの会員を募集-

 “Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net.”

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〇お誘い「築100年の京町家を使った鍵屋荘がリニューアル-学びながら暮らし、暮らしながら学ぶ『京都建築』レジデンスの会員を募集」

〇お知らせ「【初心者向け】図書館総合展公式企画「図書館員のためのオンライン会議参加講座」Powered by Code4Lib JAPAN」

○連載『「対話」と「思考」のための図書館 〜人・情報・社会をつなぐ〜』第9回(嶋田学)

○新連載「ネット情報の海に溺れないための学び方入門」第3回(梅澤貴典)

○LRG編集部から
-「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第31号、発売中」
 ・巻頭言「新体制の始動」
-LRGのFacebookページから
 ・角川武蔵野ミュージアムがプレオープン

○【毎週更新】各地のプロジェクトから-富谷市、小千谷市を追加

○イベントカレンダー

○活動の予定と報告

○編集日誌
 -ワークショップの分析からあらためて感じるワークショップの意味
 -第112回saveMLAK MeetUpに参加/都道府県立図書館はどのような防災減災研修を行ってきたのか
 -都市経営スクール図書館専門課程の開講準備
                             など、7日分

○奥付

~~~~~~~~~~~~~~~<販売中>~~~~~~~~~~~~~~~

           本誌編集長・岡本真の最新著

           『未来の図書館、はじめます』
           (青弓社、2018年、1980円)

   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200690/arg-22/

~~~~~~~~~~~~~~~<実施中>~~~~~~~~~~~~~~~

      「まちのチカラを引き出したPPPアワード 2020」

           https://nkbp.jp/37ix12L

「新・公民連携最前線」(日経BP)では、人口20万人未満の自治体における
「健康・福祉」「賑わいづくり」「SDGs」の3テーマに関する公民連携の事業
について、それぞれの先進的な取り組みを表彰します(応募〆切:2020年7月31日)。

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 ◆ お誘い ◆ - Science, Internet, Computer and …
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「築100年の京町家を使った鍵屋荘がリニューアル-学びながら暮らし、暮らしながら学ぶ『京都建築』レジデンスの会員を募集」

本誌編集兼発行人である岡本真らの個人的なプロジェクトとして、築100年以上の京町家を使った「京都建築」レジデンス・鍵屋荘の運営を開始します。

鍵屋荘は従来、来訪型シェアハウスとしてアカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)の補助を得て有志で運営してきたものです。

・来訪型シェアハウス「鍵屋荘」整備・運営事業(2012年度~2019年度)
https://arg-corp.jp/projects/kagiyaso/

会員の利用形態の変化等を踏まえて、このたび運営の目的と形態をリニューアルし、同時にプロジェクトの実施主体を岡本と清田陽司の体制に変更しました。

新しい運営目的は、冒頭に掲げたように「学びながら暮らし、暮らしながら学ぶ『京都建築』レジデンス」の実現です。鍵屋荘は築100年以上かつ珍しい長屋造りの京町家で、西山夘三の名著『日本のすまい』にも登場する重要な建物です。

今回のリニューアルでは、鍵屋荘のこの物件としての歴史ある特性を最大限に尊重し、京都で建築を学ぶ若手・中堅世代の住居を中心機能とします。運営アドバイザーに京都大学で建築学を講じる神吉紀世子さんを個人の立場として迎え、京都で建築を学ぶという生活に「学びながら暮らし、暮らしながら学ぶ」という研究スタイルを導入します。

また、このような取り組みに関心があり、鍵屋荘で「学びながら暮らし、暮らしながら学ぶ」居住者と交流を図りながら、一定の範囲で本物件を利用できる会員を募集します。ご関心のある方は以下の注意事項をよくお読みいただき、下記のフォームよりお申込みください。

運営者と居住会員*1での話し合いを踏まえ、会員候補となった方々にのみ折り返し連絡します。その後、オンライン、ないしはオフラインでの相互面談等を行います。最終的には双方の一致をもって、会員として受け入れます。

<物件情報>
・場所:京都市営地下鉄「五条駅」至近、徒歩3分
・施設:木造、2階建、4室(各4.5畳程度)
・設備:バス・トイレ改装済み、空調・キッチンあり、インターネット回線は自己負担

<募集内容(全体で8口程度)/9月からの利用開始前提>
・団体会員:月額1万円/団体としての会議利用*2を想定
・個人会員:月額1万円/個人としての宿泊利用*3を想定

なお、あくまで居住会員の都合がつく範囲での利用に限られます。言うなれば、団体会員は隣人として、個人会員は旅人として受け入れてもらう*4というスタンスでの利用とお考えください。

*1:居住会員:「京都建築」レジデンスの趣旨にあう居住者。現在は京都大学にて建築を研究する男子大学院生2名。
*2:会議利用:1室(4.5畳)のみ利用可能。
*3:宿泊利用:1室(4.5畳)のみ利用可能。同伴者は別途料金が必要。
*4:サービスを利用するという意識の場合は確実にミスマッチとなります。

・「京都建築」レジデンス・鍵屋荘第2期会員申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScLY4hUZ-r19co3IiIrT55UVaZxdPZY…

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 ◆ お知らせ ◆ - Science, Internet, Computer and …
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【初心者向け】図書館総合展公式企画「図書館員のためのオンライン会議参加講座」Powered by Code4Lib JAPAN

あちこちでオンライン開催のセミナー、勉強会などが開催されていますが、一方で、「オンライン会議への参加のしかたがよくわからない」「慣れないので何となく不安」といったお声もあちこちで耳にします。

今年の図書館総合展は初めてオンライン開催となりました。
ぜひ、この機会にオンライン会議ツールの使い方をマスターして、With コロナの状況でも学びを深めていけるようになりましょう。

Code4Lib JAPANでは、8月16日(日)・17日(月)の両日に、図書館総合展の公式企画として、オンライン会議を実際に体験し、自信をもって図書館総合展ほかのセミナーに参加していただけるようになるチュートリアル講座を開催します。

まったくの初心者の方でも、ご安心ください!
最初はうまくいかなくても、電話なども活用して、うまくいくよう丁寧にサポートいたします。そして、うまくいかないことも含めての練習ですので、焦らずに一緒にやってみましょう。

【図書館員のためのオンライン会議参加講座】

開催形態:以下の3回でオンライン開催、各回90分程度(複数回の参加も可能)
・2020年8月16日(日)14:00-15:30
・2020年8月17日(月)14:00-15:30
・2020年8月17日(月)19:00-20:30

主な内容:
・オンライン会議ツールZoomのインストール、接続方法
・基本的な使い方(音声、ビデオのオン・オフ)
・画面共有、チャット
・安全にオンライン会議を使うための基礎知識
・その他、参加者の方々のご質問、ご要望に応じて、お役に立つ内容をご案内予定です

ご準備いただくもの:
・メールアドレス(この参加申込の受付に必要です)
・インターネットに接続できる設備(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)
 ※一般的なスマートフォンでも大丈夫です
 ※職場や自宅のインターネット回線の不具合に備え、携帯電話回線もあるとより安心です
 ※接続に不安のある方は、電話もご準備ください(Zoomにつながらない場合のサポート用)

参加費:無料

申込: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdu8LnUJfHJdRpy4uSFKiHVXTGRXlyF…
主催:Code4Lib JAPAN http://www.code4lib.jp/
後援:図書館総合展運営委員会

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 ◆ 連載 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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『「対話」と「思考」のための図書館 〜人・情報・社会をつなぐ〜』第9回

                        嶋田学(奈良大学教授)

「資料と人とをもっとも有益な関係に立たせること」というシェラの言葉をもう少し考えてみたい。前回は、たとえばそれはランガナタンの「図書館学の五法則」に、整理されていると書いた。今日はその中から、第二法則「いずれの人にもすべて,その人の本を」ということを考えてみたい。

これは要するにマーケティングの重要性を示しているようにも読める。いずれの人にも、その求める、あるいは必要な本を提供するということを、いかに正確、確実に実施するか、そのための実学としての知見を深めよ、というように理解できる。
しかし、これでは、「人間と記録された知識」を「結びつける」という状況しか生まない。ある人が、ある分野、あるいはある特定の資料を得ることを望んでいることを察知し、それを探し出して提供すれば、この第二法則の使命は表層上果たせることになる。しかし、果たしてそれだけものでいいのだろうか。

シェラは、「印刷された言語と人間そのものとの関係は、人間行動のどの形と比べてみても、いちばん理解が遅れていることを認めないわけにはいきません」*1と述べている。この指摘は、二つの要素を含んでいる。一つは、人間が外部の知(資料)を必要とするのはどのような状況であるのかということ、二つ目は、人間が外部の知によってどのような心象を得るのか、ということである。
シェラはこのようにも言う。「人間がいかに本を利用するか、本がいかに読者に影響するかにつき、(中略)この関係の正確な科学的知識を残念ながらまだ持つに至りません」*2。
このようなシェラの思考に触れるとき、図書館というものは、単に「情報提供」という機能をもって、その存在意義としての目的を定置してはならないのではないかと思うのである。このことについて、2018年5月に夭逝した浦安市立図書館の鈴木均が、2004年に発表した修士論文で指摘している。
鈴木は、「地域に根ざした小規模な公共図書館こそが、『公共』図書館としての負託に最も堪えうる存在であり、その『負託』とは、(いわゆる『情報提供』ではなく)図書館という場を通じた、公共的な場、『コミュニティ』の形成に求められる」*3と提言している。

鈴木は、図書館という機能特性をもった「場」が、私たちがよりよく生き合うために「ものがたり」を提供する必要があるのではないかと指摘している。そして、その「ものがたり」とは、私たちが生きている中で生成される「意味の流れ」であると説明している。
「図書館が提供しているのは、明日の株価は上がりますか、下がりますかといった単純な情報の粒ではなく、意味の流れというもの、生きている意味のようなものをトータルで差し出すのが、本来、図書館だろうと思っています。その『ものがたり』を受け継ぐことによって、『ものがたり』を核にしたコミュニティが生まれる」*4と鈴木は言うのである。

このような鈴木の考え方に触れるとき、シェラが言う「図書館職員は個人としての利用者を相手にし、個人を通じて社会に対する仕事をしているのです」という指摘が極めて具体的なイメージとして立ち上がってくるのである。一人ひとりの人間に、自らの生を主体的に生きることを支える「ものがたり」を提供する仕事を通して、図書館はコミュニティに生きる人々の展望を拓いていくことを支えるのである。
そして、図書館という「場」や、地域に生き合う人々という社会性の中で、その「ものがたり」は多様な「意味の流れ」として現れ、コミュニティが「ものがたり」によって紡がれる姿が浮かび上がる。
上記のことは、ある種の観念論でしかない。しかし、鈴木の次の言葉と合わせて読めば、シェラの言う「人間がいかに本を利用するか、本がいかに読者に影響するか」という問いに、少なくない示唆をもたらしているのではないだろうか。

「一人ひとりに対して、一人ひとりの生きる意味、一人ひとりが本を読むことによってどんなことを獲得していくのか、それは単なる情報では済まなくて、その『ものがたり」を知ったことによって、昨日の自分とは違う明日の自分になっていくような類のものだと思うんです」*5。

*1:J.H.シェラ(藤野幸雄訳)『図書館の社会学的基盤』日本図書館協会,1978,p.26
*2:前掲書,26p
*3:鈴木均「公共図書館の可能性—情報提供・コミュニティ」『21世紀社会デザイン研究』第3号,2004,p.119-127,
*4:「特別収録 第67回 長野県図書館大会 第一分科会 公共図書館の可能性 : 図書館を通した公共圏・コミュニティづくり」
 『LRG = ライブラリー・リソース・ガイド』第22号, 2018,p.40
*5:前掲書,p.41

[筆者の横顔]

嶋田学(しまだ・まなぶ)1987年大阪府豊中市立図書館、1998年滋賀県旧永源寺町図書館準備室、2005年から東近江市立図書館での勤務の傍ら、2009年同志社大学政策学部嘱託講師の兼業などを経て、2011年瀬戸内市の新図書館開設準備室長。2016年から瀬戸内市民図書館館長。2019年から現職。著書に『図書館・まち育て・デモクラシー -瀬戸内市民図書館で考えたこと-』(青弓社)、『図書館サービス概論』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)など。

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[編集部から]

嶋田さんが登壇する対話イベントの開催が8月10日(月・祝)に予定されています。

【Web配信】これからの公共について考えるための対話シリーズ第3回「“みんな”が紡ぐものがたり:図書館・まち・デモクラシー」
https://www.knowledge.pref.nagano.lg.jp/now/news/futurelibnagano_200810….

対談は対面での実施ですが、参加はオンラインでとなりますので、上記リンク先で詳細をご確認ください。なお、パブリックビューイング会場が設けられる予定です。

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      「ネット情報の海に溺れないための学び方入門」

 第3回:「鬼に金棒」の図書館活用術(その1)学術情報の流れと成り立ち

                       梅澤貴典(中央大学職員)

「図書館は、本が並んでいる場所」という固定観念が、根強くあります。きっと、多くの人にとって幼少期から物語や小説に親しんできた場だからでしょう。
確かに、課題を解決するうえでも本は重要ですが、得られるのは「すでにその業界では常識」の基礎知識です。ライバルに差をつけるには、より焦点を絞った先端的な情報が必要となり、それは専門の雑誌に論文や記事として載ります。したがって、基本から学びたいときは本を読み、解決すべき課題が見えてきたら雑誌の論文・記事も探す……というように、多様な情報源の特性を知り、場合に応じて使い分ける必要があります。

本連載ではその方法を順次紹介しますが、その前に、こうした情報がどのように生まれて流通するのかを見てみましょう。なお、今回は理系の事例で説明しますが、基本構造は人文・社会系でも同じですので、ご安心ください。まずは下記サイトの図表「学術情報の流れ」をご覧ください。
< https://note.com/umezawatakanori/n/na507a662eb25 >
京都大学の山中伸弥教授によるiPS 細胞の誕生について、皆さんは新聞やネットのニュースで知ったのではないでしょうか。
これらは本来「いま起こっていること」を速報的に知るための情報源ですが、もしも読んだのがノーベル賞受賞のニュースならば、それはすでに研究成果の発信から時間が経ち世界的に評価された後の時点であり、新発見そのものを報じているわけではありません。また、記事の専門性にも限界があり「細胞の初期化方法」まで深くはわかりません。

それでは、最新かつ詳細な情報はどのように生まれ、流通するのでしょうか。まず、iPS細胞の生みの親である山中教授は、研究成果として論文を書きます。それを世界中の研究者に読まれるよう、『Nature』や『Science』、細胞学ならば『Cell』のような学術系の雑誌に投稿するのですが、編集部としては内容に誤りがあっては困りますので、掲載の前に査読という内容チェックをします。
査読の依頼(これは第一人者の証であり名誉なことです)を受けた複数の研究者が、著者との接触が起きないように自分たちの名前を伏せて「充分な実験データに基づいているか」「論理の飛躍はないか」「捏造(ウソ)や剽窃(盗用)はないか」などをチェックします。場合によっては追加の実験データや説明を求め、それでもダメならば不採択……という厳しい関門を乗り越えた論文だけが、こうした雑誌に掲載されます。

かつては毎号、紙(冊子)に印刷されてアメリカやヨーロッパから航空便で届いていました。このため日本の研究者は入手が発刊国より一週間以上も遅く不利でしたが、現在は最新号と同時に電子版も刊行されています。
こうして研究成果は世界中の研究者に共有され、議論がされ尽くされて「この分野では常識」となった基礎や概論が本になります。このため、大学では1年生はまず本から知識を吸収しますが、卒業論文になると雑誌の論文も紐解いて自らの論考を練り、さらに大学院生や研究者になると前人未到の一歩を進めて、また新たな発見や技術が生まれて論文に書かれる……という、最初の発見から円を描く螺旋階段のような繰り返しによって、人類は進歩してきました。

査読付きの学術雑誌は掲載のハードルが最も高い例ですが、もっと身近なビジネス雑誌等でも、捏造や剽窃があれば筆者や出版社が責任を負うため、相応のチェックを経て流通しているところが、匿名のネット情報とは決定的に異なる点です。
ただし、こうした「責任という付加価値」がある情報は有料であり、電子版であっても誰もがネットで、無料で読めるわけではありません(新聞の電子版がよい例です)。図書館に行けば個人では買えないほど多くの雑誌が読めますが、それでも限られた予算内で利用者のニーズに応じて購読すべき雑誌を選んでいます。
たとえば『Science』は高額なので理系の大学図書館等に限られますが、『日経サイエンス』や『Newton』『子供の科学』あたりは町の公共図書館で定期購読しているところが多いです。興味あるキーワードによって過去の雑誌の載った論文・記事を探す方法も、第6回で説明します。

ところで「せっかくの研究成果は、公開せず秘密にすべきでは?」と思われるかも知れません。確かに、飲食店の「秘伝のレシピ」ならば門外不出にしたほうがファンを独占できて有利です。ところが研究成果はその逆で、発表することによって権利が守られ、しかも他者との共有によって価値が上がるのです。
たとえばiPS細胞の場合、ノーベル賞は山中教授の単独受賞ではなく、ケンブリッジ大学のジョン・ガードン名誉教授との共同受賞でした。なぜならば、iPS細胞の誕生には、ガードン教授の研究成果(両生類の細胞初期化)が不可欠の基礎であったためです。
ちょうどガードン教授がその論文を発表した1962年に日本で産声を上げた山中教授が、後に世界で初めてヒトへの応用を果たし、最初の発見から50年後のノーベル賞受賞式に2人を導きました。両者のどちらが欠けても、この偉業は成立しなかったのです。

つまり研究成果の発表とは、次の世代に手渡すリレーのバトンであり、それを受け取った人がさらに発展させることにより、計り知れない価値を生むのです。しかも、手渡せる人数に限りは有りません。誰にも伝えず秘密にすれば、その可能性はゼロになります。
また、他者に先に発表されてしまうと、新発見の栄誉は奪われます。論文を発表することは「世界初であること」の日付入りの動かぬ証拠にもなるのです。
情報の流れを掴んだところで、いよいよ次回からは、知りたいことを調べる具体的な方法に進んで行きましょう。

[筆者の横顔]

梅澤貴典(うめざわ・たかのり)1997年から現職。2001~2008年理工学部図書館で電子図書館化と学術情報リテラシー教育を担当。2013年度から都留文科大学非常勤講師を兼任(「アカデミック・スキルズ」・「図書館情報技術論」担当)。2012~2016年東京農業大学大学院非常勤講師(「情報処理・文献検索」担当)。主な論文は「オープンアクセス時代の学術情報リテラシー教育担当者に求められるスキル」 (『大学図書館研究』 (105) 2017年)等。

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 ◆ LRG編集部から ◆ - Science, Internet, Computer and …
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   「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第31号、発売中」

ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第31号を刊行しました。今回は制作体制を刷新し、ゲストエディターによる初の責任編集を導入しています。特集は「図書館からLibraryへ」。これからの「図書館」を思索し、行動するうえで欠かせない一冊になります。

刊行を記念して、巻頭言を転載します。

            巻頭言「新体制の始動」

前号で予告したように、新たな編集・制作体制で『ライブラリー・リソース・ガイド』(LRG)第31号をお届けします。

今回から「記憶や未来に残るものづくりを目指すプロダクションチーム」である株式会社ボイズ(voids)のみなさんが制作にあたります。これに伴い、デザインもさまざまな点で変化しています。わかりやすく変わった部分もあれば、ふとした瞬間に気づく変化もあることでしょう。ぜひ、その変化とそこに秘められた意味を探すことも含めて、本誌をお楽しみください。

ちなみにvoidsの仕事は非常に多岐にわたっており、公式サイトを見ていくと、この仕事もvoidsだったのかと気づくものがあるかもしれません。事実、私もその経験をした一人です。

voids 公式サイト:http://voids.jp/

もう一つ、今号からの新たな変化があります。こちらも前号でも予告しましたが、「ゲストエディター」の導入です。今回の特集「図書館からLibraryへ」は、この問いの提出も含めて、ゲストエディターである福島幸宏さん(東京大学)の責任編集によるものです。多様なテーマを繰り広げながら、まだまだ深めていく必要がある問いではありますが、今回の特集がそのきっかけの一つになりましょう。

現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の話題で持ちきりです。疫病という古くて新しい大きな課題の登場をまえに、いま私たちに何ができるのかを考える日々がつづきます。そのような非日常的な日常の日々において、本誌から発する問いが一人ひとりの思考と行動につながっていけばと願っています。

本誌編集兼発行人 岡本 真

◆巻頭言 新体制の始動[岡本真(arg)]

◆特集 図書館からLibraryへ[責任編集:福島幸宏(東京大学大学院情報学環)]
・特集にあたって[福島幸宏]
・特集論考:図書館機能の再定置[福島幸宏]
・付録資料:デジタルアーカイブ環境下での図書館機能の再定置
・実践報告:記憶から記録へ 大阪市立図書館における「思い出のこし」事業[相宗大督(大阪市立図書館/日本図書館協会認定司書)]
・総括鼎談:「地域資料」を超えて 図書館からLibraryへ[田村俊作(慶應義塾大学名誉教授)、福島幸宏、相宗大督]

◆司書名鑑 第26回 相宗大督(大阪市立図書館/日本図書館協会認定司書)
・付録資料:地方自治の変化を背景とした、公共図書館と議会図書室のあり方に関する考察

◆連載 島ではじめる未来の図書館 番外編:島それぞれの図書館(男木島)[田中輝美]

◆連載 猪谷千香の図書館エスノグラフィー 第12回:コロナ禍で否応なく再編される世界のなかで、図書館は変わるのか/変われるのか[猪谷千香]

◆連載 伊藤大貴の視点・論点 第9回:ビジネスのあり方もチャンスも大きく変わったすべてがリセットされたアフターコロナの世界[伊藤大貴]

◆連載 かたつむりは電子図書館の夢を見るか LRG 編 第14回:図書館で新規利用登録するのはどんなタイミング?そのまま利用者は定着するの?定着する人としない人の違いは?調べてみました![佐藤翔]

◆連載マンガ ここが変だよ地方行政 第5回:バーチャル議員[小田理恵子]

アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)業務実績 定期報告
STAFF VOICE
次号予告

・販売元リンク:
https://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/

            「LRGのFacebookページから」

ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)では2020年4月からFacebookページでの情報発信を強化しています。ぜひ、この機会にFacebookページもご覧ください。この1週間に発信した記事の一覧です。

・ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)Facebookページ
https://www.facebook.com/LRGjp/

【角川武蔵野ミュージアムがプレオープン】
https://www.facebook.com/LRGjp/posts/2861946307242888

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 ◆ 各地のプロジェクトから ◆ - Science, Internet, Computer and …
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アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)は日本各地で公共・民間施設の計画・整備に関する事業に携わっています。

現在、関係している事業のうち、情報公開が可能なプロジェクトについて、日本各地での現状を随時お知らせしていきます。なお、弊社の売上が税金に由来する案件は原則的に受託の事実や事業の内容を公共コミュニケーションの一環として、ここで公開していきます。

【東川町】(北海道)
東川町複合交流施設せんとぴゅあII図書機能運営スタッフサービスデザイン研修に関する委託業務

新型コロナ感染症の感染者数増加の収まりが見えない状況のため、本事業に限らずさまざまな自治体でワークショップのオンライン開催が検討されています。東川町は7月に現地と、私たち、ファシリテーターをオンラインでつないだワークショップが実施されましたが、このかたちでのワークショップは私としては初めての参加だったため、私自身にとっても貴重な体験になりました。
もし次回のワークショップで現地に行くことができるのであれば、参加者のみなさんにオンライン実施の感想も聞きながらオンラインの場合の工夫も検討していけたらと思います。(有尾)

・東川町
https://town.higashikawa.hokkaido.jp/
・東川町複合交流施設せんとぴゅあII図書機能運営スタッフサービスデザイン研修に関する委託業務を受託
https://arg-corp.jp/2020/06/16/higashikawa/

[New!]【黒石市】(青森県)
黒石市立図書館整備設計業務

さすがに青森ともなると、そうそう頻繁に行けるわけではありません。ですが、今回のチームには青森の設計事務所が入っているうえ、横浜の設計事務所の一人が青森出身ということで、青森で動けるメンバーがいます。
ということで、ここしばらくは現地メンバーがあれこれ動いてくれています。その陰でこちらでは今後の進め方に関する資料をとりまとめています。このような時代だからこそ、遠隔でもコミュニケーションがスムースに進むチーム力が問われますね。(岡本)

・黒石市 – 黒石市立図書館整備について
http://www.city.kuroishi.aomori.jp/shisei/keikaku/shiritsu-toshokan.html
・黒石市立図書館整備設計業務プロポーザル(公募型)で最優秀者に選定(協力会社として参画)
https://arg-corp.jp/2020/07/08/kuroishi/

[New!]【富谷市】(宮城県)
富谷市民図書館整備資金調達、管理運営計画策定及び設計プロセス策定支援業務

昨年度の業務契約を一部繰り越す形で本年度の業務が始まっています。あれこれと課題山積なのですが、なんといってもいまは往来がはばかられ、なかなか困った状況です。もちろん、オンライン会議という手段もあり、それはそれで有効なのですが、プロジェクトの最初はやはり対面したいものです。その日の到来を心待ちにしています。(岡本)

・富谷市 – 2022年度開館予定!富谷市初の図書館へようこそ
https://www.tomiya-city.miyagi.jp/site/public-library/
・富谷市民図書館整備資金調達、管理運営計画策定及び設計プロセス策定支援業務を継続受託
https://arg-corp.jp/2020/07/27/tomiya-11/

【瑞穂町】(東京都)
瑞穂町図書館改修工事基本計画、基本設計及び実施設計支援業務

昨年度、瑞穂町の皆さんとテーマ配架のワークショップを行い、それを基にテーマやカテゴリーを設定しています。私は今年度からの途中参加なので「どういう経緯でこのカテゴリー分けになったのだろう」と思うことがたまにあります。
説明を聞くと、なるほどと共感できるのですが、今後新たに訪れる利用者の方もほとんどが同じ状況だと思うので、その視点も忘れずに丁寧に進めていきたいと思います(小林)

・瑞穂町図書館
https://www.library.mizuho.tokyo.jp/
・瑞穂町 – 瑞穂町図書館改修工事基本計画、基本設計及び実施設計事業者選定業務に係る公募型プロポーザルの結果について
https://www.town.mizuho.tokyo.jp/jigyousya/001/003/p006834.html

[New!]【小千谷市】(新潟県)
旧小千谷総合病院跡地整備事業官民連携支援業務

新潟県小千谷市で新しいプロジェクトが始まりました。図書館を核にしながら、郷土資料館、音楽スタジオ、民間施設等(現時点での想定)で構成される、新しい複合施設の整備を目指すものです。これまでの経緯をふまえつつ、「市民、及び市民の暮らしをリ・デザインする」という原点に立ち戻り、調査・分析や事業手法の検討に取り組んでいきたいと思います。(李)

・小千谷市 – 旧小千谷総合病院跡地整備事業について
https://www.city.ojiya.niigata.jp/soshiki/kensetsu/atochi-1-1.html
・旧小千谷総合病院跡地整備事業官民連携支援業務公募型プロポーザルで受託者として選定
https://arg-corp.jp/2020/07/30/ojiya/

【智頭町】(鳥取県)
新智頭図書館設計業務内ワークショップ支援業務

8月1日(土)、智頭町の総合案内所がリニューアルオープンしました。智頭の暮らしをコンセプトに、観光情報、特産品の販売、レンタサイクルの貸出のサービス等を提供します。新たな機能として、2階にコワーキングスペースもできたようです。新しい図書館とも至近なので、開館後は効果的に連携していければと思います。(李)

・智頭町観光協会 – 智頭町総合案内所 暮らし屋へ
http://cms.sanin.jp/p/chizu/kankou/information/209/
・智頭町立智頭図書館
http://www.town.chizu.tottori.jp/library/
・智頭町立智頭図書館Facebookページ
https://www.facebook.com/chizulibrary/
・智頭町
http://www1.town.chizu.tottori.jp/
・智頭町Facebookページ
https://www.facebook.com/chizutown
・新智頭図書館設計業務内ワークショップ支援業務を受託
https://arg-corp.jp/2019/07/18/chizu-5/

【四万十町】(高知県)
四万十町文化的施設整備総合アドバイザリー委託業務

オンラインを中心に関係者で検討を進めている本事業ですが、4月から会議を開始し4ヶ月ほどが経過しており、徐々に検討内容もさまざまな方面へ広がりを見せている印象です。
新施設をつくるにあたって考えなければいけないことや、考えるために知っていかなくてはいけないことはやはり非常に多いのだなと目の回る気持ちになるときもありますが、何とか自分のなかでも整理・消化しながら検討できるようにしていきたいと思います。(有尾)

・四万十町 – 「四万十町文化的施設」の整備に向けて
https://www.town.shimanto.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=8767
・四万十町文化的施設整備総合アドバイザリー委託業務を受託
https://arg-corp.jp/2020/06/02/shimanto-town-4/

【北九州市】(福岡県)
門司港地域複合公共施設新築工事基本設計業務

7月に行った2回のワークショップの分析結果をまとめました。常々主張・明言してきていることですが、ワークショップは一方的な主張の場ではありません。対話的であり、協働的である想像力に基づく共同創造の場、共創の場です。
今回のワークショップはコロナの影響で当初予定から大幅に回数を削減せざるを得ませんでしたが、わずか2回の開催のなかでご参加くださった市民のみなさんの想像力が大いに発揮されたと、レポートをまとめながら感じています。(岡本)

・北九州市 – 門司港地域モデルプロジェクト再配置計画(門司港地域複合公共施設基本設計ワークショップ)
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kikaku/25801183.html
・門司港地域複合公共施設新築工事基本設計業務に係る簡易公募型プロポーザルで最優秀者に選定(協力会社として参画)
https://arg-corp.jp/2019/10/03/kitakyushu/

【最近の仕事】

真庭市図書館基本計画策定支援業務を受託
https://arg-corp.jp/2020/07/31/maniwa/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/3213723282006605

旧小千谷総合病院跡地整備事業官民連携支援業務公募型プロポーザルで受託者として選定
https://arg-corp.jp/2020/07/30/ojiya/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/3211081728937427

富谷市民図書館整備資金調達、管理運営計画策定及び設計プロセス策定支援業務を継続受託
https://arg-corp.jp/2020/07/27/tomiya-11/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/3202317099813890

なお、上記以外にもこれまで計画・整備に関わった施設のアフターケアや、これから計画・整備を予定している自治体等のご相談に対応しています。ご関心のある方は、下記までお気軽にご連絡ください。

info@arg-corp.jp

また、主に図書館についての私たちの考えは下記サイトをご覧ください。

http://arg-corp.jp/

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   共著『未来の図書館、はじめませんか?』発売中-三刷も、決定!

            岡本真、森旭彦著
    『未来の図書館、はじめませんか?』(青弓社、2014年)
    http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-0053-2
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200534/arg-22/

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 ◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and …
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<凡例>
◆編集者独断によるオススメ
◇通常掲載

※新型コロナウィルスによる肺炎等の流行により、イベントの中止・延期やオンライン開催への移行が頻発しています。本欄掲載情報も入念に確認していますが、参加にあたっては必ずご自身で開催の有無等をご確認ください。

◆2020-08-07(Fri):
第110回デジタルアーカイブサロン:古代エジプトとコプトのデジタルアーカイブ
オンライン開催
https://www.facebook.com/events/322706785568573/

◆2020-08-08(Sat):
日本図書館研究会 情報組織化研究グループ 2020年8月月例研究会「コンテンツを起点とする情報の組織化の可能性」(永崎研宣)
オンライン開催
http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#202008

◇2020-08-10(Mon)~2020-08-11(Tue):
日本デジタル教科書学会(JSDT)第9回年次大会(京都大会)
オンライン開催
http://kyoto2020.js-dt.jp/

◆2020-08-21(Fri):
「キテンプロジェクト」オンライントークイベント「文化の植樹を目指して〜「キテンプロジェクト」の始動〜」
オンライン開催
https://amane-project.jp/tenjitsukenji/

◆2020-08-28(Fri):
J-STAGEセミナー「ジャーナルから見た研究データ:研究データ公開の意義」
オンライン開催
https://www.jstage.jst.go.jp/static/pages/News/TAB4/Page1/-char/ja

これ以前以後のイベント情報は下記をご覧ください。
http://www.arg.ne.jp/calendar

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 ◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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<凡例>
◆新規、もしくは更新あり
◇既掲載、変更なし

◇2020-08-10(Mon):
【Web配信】これからの公共について考えるための対話シリーズ第3回「“みんな”が紡ぐものがたり:図書館・まち・デモクラシー」(岡本真)
オンライン開催
https://www.knowledge.pref.nagano.lg.jp/now/news/futurelibnagano_200810….
なお、サテライト会場の設置を募集しています。詳しくは上記リンク先をご覧ください。

講義・講演のご依頼をお考えの方、お気軽にご相談ください。

弊社の場合、1)早い者勝ち、2)地方優先だけがルールです。

法人としての活動は、

http://arg-corp.jp/
https://www.facebook.com/ARGjp

をご参照ください。業務発注、歓迎です。各種ご相談に対応いたします。

◇最近の主要業務:
 1.公共施設・商業施設の新設・リニューアル・運営等の計画策定支援
 2.ウェブ技術を中心とした産官学民連携のコーディネート
 3.共同オフィス・シェアハウス等のコミュニティー空間の創造
 4.ウェブコンサルティングや専門的調査の実施代行
 5.ワークショップ等によるアイデア発想・知識創造の支援

なお、本2020年度も総務省の地域情報化アドバイザーの委嘱を受けており、すでに派遣申込が開始されています。岡本の派遣をご希望いただける場合はあらかじめ弊社までご相談ください。なお、すでに7自治体から派遣相談をいただいている状況ですので、ご相談はお早めにお願いします。

・地域情報化アドバイザー派遣制度(ICT人材派遣制度)
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/manager.html
総務省委嘱「地域情報化アドバイザー」を弊社代表の岡本真が拝命、派遣申請の受付も開始
https://arg-corp.jp/2020/04/20/soumu-15/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/2946911492021120/

また、

・地域情報化アドバイザー派遣 過年度優良事例
https://www.applic.or.jp/suemn15lane9s8rn5

に2018年度の優良事例が紹介されています。紹介されている7事例のうち、

◇オープンデータ(デジタルアーカイブ・図書館・地域情報発信)
・大阪市立中央図書館(大阪府)
・津山市立図書館(岡山県)

の2つは岡本が助言を行った事例となりますので、ご参照ください。

~<弊社編集媒体>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ~図書館の未来がわかる、新しいライブラリーマガジン~
   ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)(編集・発行:arg)
       http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/
          https://www.facebook.com/LRGjp
           https://twitter.com/LRGjp

   ~図書館や教育関係者に向けた新しいニュース紹介メディア~
            リブラボ、更新中
        https://www.facebook.com/LibLabo/

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 ◆ 編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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◆2020-07-27(Mon): デスクワークに集中

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/10259

先週は出かけていることが思いのほか多かったので、今日は集中作業。オフィスと自宅で作業に専念でした。

◆2020-07-28(Tue): 黒石市の仕事の業務設計

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/10260

最近始まった青森県は黒石市の仕事の業務の設計を行いました。黒石市のみなさんに相談しながらではありますが、我ながらこれは実現していきたいと思える内容です。

◆2020-07-29(Wed): ワークショップの分析からあらためて感じるワークショップの意味

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/10261

先日北九州市で行ったワークショップの分析にとりかかっています。ワークショップというのは、決して言いたい放題の主張を御用聞きする場ではありませんし、模造紙に付箋を貼ることを目的としたものでもありません。

ですが、残念ながらそういうものがワークショップとしてほうぼうで実施されてしまっています。図書館等の文化機関でも往々に見られる構図です。私たちが取り組むワークショップはそうではなく、市民ら参加者の主体性や自主性を引き出すことを重視しています。要望をただ言うのではなく、私一人の願いを、私たちみんなの想いにどうやって変えていくのか、その実現に自分たちはどうかかわっていくのかを考えます。

今回の北九州市ではこのようなワークショップができたと感じています。そんなことを感じる分析作業です。

◆2020-07-30(Thu): 第112回saveMLAK MeetUpに参加/都道府県立図書館はどのような防災減災研修を行ってきたのか

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/10262

会議や作業を一通り行い、夜は、

・第112回saveMLAK MeetUp
https://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:Event/20200730

に参加しました。物事にもよりますが、持続することは大事です。

さて、先日の神奈川の県立図書館を考える会でも話題にしたのですが、最近の一連の水害では図書館等にも被災が見られます。個別のケースへの言及は避けますが、豪雨水害はすでに相当予見され懸念されているところですので、そもそも被災しない対策をあらかじめ打っておくことがより重要になるでしょう。

そこで気になっているのが、都道府県立図書館が行っている各種研修の内容です。
最近では安全対策の研修等が見られますが、対人的な安心安全対策と対自然的な安心安全対策はまったく異なります。当然、講師等の専門家に求められる知見もかなり異なりますし、この両者の知見を兼ね備えた専門家はまず存在しません。こういったところを情報・知識をどれだけ調査し理解して、都道府県立図書館が研修を組んでいるのか、非常に気になるところです。一度、しっかり調査したいところですが、そもそも研修内容をウェブできちんと発信・公開している都道府県立図書館自体が少ないのですよね……。

ともあれ、こういったお悩みがあれば、ぜひお気軽にsaveMLAKにご相談いただければと思います。大事なのは被災する前の事前の備えです。被災した後にできることは結局、限られます。被災しないことが一番であるという防災・減災の考え方に沿った対策を一緒に実践していければと思います。

◆2020-07-31(Fri): 都市経営スクール図書館専門課程の開講準備

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/10263

先日申込を〆切った

・都市経営プロフェッショナルスクール図書館専門課程
https://www.ppp-ps.net/program/school/course-library

の開講に向けての準備に取り掛かっています。お申込みくださった方々、あと少しだけお待ちください。

さて、いまやっているのは毎週の課題図書の最終選定です。必読の課題図書と副読本をここ最近の出版事情等を踏まえて見直しています。結果的に非常によいブックガイドになったと感じています。受講者の方々はご期待ください。個人的にはこの課題図書・副読本群のうち、どれくらいを受講者の方々が既読であるか、注目しています。

◆2020-08-01(Sat): ニュースパークの緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」へ

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/10264

・ニュースパーク(新文学物館)緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」
https://newspark.jp/exhibition/ex000208.html

を観てきました。実は職住エリア内の立地なのです。「アーカイブ」の意義について深く考える機会となる内容でした。9月27日(日)までの開催です。当面は予約制で事前の申し込みが必要です。なお、当日でも予約で満員でない限りは観覧可能になることがあるそうです。

◆2020-08-02(Sun): 休養と読書の一日

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/10265

さすがの暑さになってきたので休養の一日にして読書の一日に。

             岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長

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ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)[ARG-809]2020年08月03日(週刊)
【発行者】アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】〒231-0012 横浜市中区相生町3-61泰生ビル さくらWORKS<関内>407
ISSN 】1881-381X
【E-Mail】info [&] arg-corp.jp [&] を@に置き換えてください。
【サイト】http://www.arg.ne.jp/ (メルマガ)
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