2006-02-01(Wed): 「インターネット入試の現状と課題」のその後

読者の方からメールをいただく。第114号(2001-11-06)と第076号(2000-09-25)に掲載した「インターネット入試の現状と課題」の続きをご希望という。いっとき非常に関心を持って調べたテーマだが、その後の追加レポートをするにはいたっていない。関心の薄れや多忙さということも理由の一つだろうが、なによりも最近ではインターネット入試というものを新たにみかけないのだ。新たな実施校がないのか、それとも世間の関心を呼ばなくなり、目にする機会がないのか、どちらだろうか。少し調べてみたが、第114号の「インターネット入試の現状と課題」(2002年度版)で紹介して以降、新たな実施校は実はほとんどないのではないか。みつかったのは、聖心ウルスラ学園短期大学だけである。他に新たな実施校はみあたらない。むしろ、これからは第114号に書いたように、

インターネット入試を導入している各校には、受験生のプライバシーに配慮しつつ、試験の実施状況から合格者の入学から卒業までの状況を把握すること、そしてその情報を広く公開していくことが望まれる。公開された情報を元に制度のあり方が研究者によって検討され、また受験生自身を含めた市民の評価にさらされてこそ、インターネット入試はその存在意義を語れるようになる。

という視点が必要なのかもしれない。すでに導入校の多くでインターネット入試で入学した学生を卒業させている。ぜひインターネット入試の功罪を本格的に論じられるようなデータの公開を望みたい。

・聖心ウルスラ学園短期大学

http://www.ursula.jp/examinationliterature/

・岡本真「インターネット入試の現状と課題」(2002年度版)(第114号、2001-11-06)

http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/114.html

・岡本真「インターネット入試の現状と課題」(第076号、2000-09-25)

http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/076.html