2006-02-07(Tue): 追悼・都留重人さん

経済学者の都留重人さんが亡くなった。93歳。

さて、著名な研究者が亡くなったときに、なかば習慣的に故人に関する情報がどれだけインターネットで公開されているかを調べている。故・都留さんの場合はどうだろうか。

まずみつかったのが、一橋大学経済研究所資料室による「2004年度『都留重人名誉教授』関連事業」というページだ。同研究所に設けられているらしいメモリアルコーナーの画像が多数掲載されている。また、同資料室のサイトからはリンクされていないようだが、資料室サイト内の検索機能を使うと、「都留重人先生略歴」というページがみつかった。故・都留さんは戦後まもなく同研究所の初代所長に、後には学長に就任するなど、一橋大学と縁の深かった方であり、同大学のサイトにこれらのコンテンツがあることはむしろ当然かもしれない。ぜひ今後充実させていってほしい。

さて、次は訃報で必ずふれられている故・都留さんが執筆した最初の経済財政白書(当時は経済実相報告書)を探してみたが見当たらない。内閣府のサイトで歴代の経済白書が公開されているが、残念ながらここで公開されているのは、1954年の昭和29年度版経済白書以降の白書だけのようだ。どうやらインターネットには情報はないらしい。ちなみにこの歴史的な白書は講談社学術文庫から『第1次経済白書 昭和22年度経済実相報告書』として1977年に刊行されているが、現在は絶版となっている。なお、国立印刷局によれば、昭和22年度経済実相報告書は、最初の経済白書であると同時に、日本初の白書でもあるという。歴史的な白書というわけだ。内閣府、あるいは国立印刷局には、ぜひ全文を電子化して公開してほしい。

・「最初の経済財政白書を執筆、経済学者の都留重人氏死去」(読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060207i214.htm

・「経済学者の都留重人氏が死去・第1回「経済白書」執筆」(日本経済新聞)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060207NTE2INK0707022006.html

・「経済学者の都留重人氏が死去」(朝日新聞)

http://www.asahi.com/obituaries/update/0207/002.html

・2004年度『都留重人名誉教授』関連事業

http://www.ier.hit-u.ac.jp/library/Japanese/TSURU_shigeto/

・都留重人先生略歴

http://www.ier.hit-u.ac.jp/library/Japanese/micro.2nd.summary/history_Prof._S.Tsuru.htm

・一橋大学経済研究所資料室

http://www.ier.hit-u.ac.jp/library/Japanese/

・一橋大学経済研究所

http://www.ier.hit-u.ac.jp/

・内閣府 - 白書等(経済関係)

http://www5.cao.go.jp/keizai3/whitepaper.html

・経済白書データベース

http://wp.cao.go.jp/cgi/WpMain.cgi?CHK_FILE=WP_NML_SEARCH.htm

・『第1次経済白書 昭和22年度経済実相報告書』(講談社学術文庫、1977年)

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/01839045

・国立印刷局 - 白書案内

http://www.npb.go.jp/ja/books/whitepaper/