2004-10-17(Sun):

週明け火曜日に緊急シンポジュウム「どうする日本の学術誌!」(於・早稲田大学総合学術情報センター国際会議場)という催しがある。催しのねらいは「開催趣意」に記されているのだが、「全世界的に広まりつつある学術情報流通システムの変革の嵐の中で、わが国からの情報発信力を高め、学術研究活動のオートノミーを確立するためには、日本の学会誌をいかにして再生させるかが今まさに問われているのではないか」(開催趣意)ということらしい。

この話題は、一部関係者の間ではたいへん熱心に議論されているようで、今年だけでも全国各地の大学図書館でイベントが相次いでいる。また国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC/JAPAN)のサイトも開設されている。しかし、どれほど一般の人々の間にこの話題が広まっているだろう。どれくらい関心を呼び起こしているだろう。正直にいうと、このようなサイトを運営している私ですら、なにも知らないというのが実感であるし、当然関心も持ちにくいままだ。関係者間での合意づくりも重要だが、一般への普及活動があまりに欠けているのではないだろうか。結局は税金を使って行われる事業である。事業の意義や方向性、そして必要となる資産(ヒト、モノ、カネ)に関する見通しをより広く語りかけるべきだ。

・緊急シンポジュウム「どうする日本の学術誌!」

http://www.nii.ac.jp/sparc/event/20041019.html

・国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC/JAPAN)

http://www.nii.ac.jp/sparc/

最近、梅棹忠夫さんの『情報の文明学』(中公文庫)を読み返したのだが、梅棹さんの情報産業論を近年の情報学研究者はどのように評価しているのだろうか。言及している書籍や論文をご存知の方、教えてください。

・『情報の文明学』(中公文庫)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122033985/arg-22