2006-12-06(Wed): メールマガジンの活用法

理想的と思えるメールマガジンの使い方を二つ紹介したい。

一つは海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「JAMSTECメールマガジン」である。第185号(2006-11-10)の編集後記に「「海のほしと私たち」について」と題した一文が掲載されている。全文を引こう。

海洋研究開発機構のウェブページには、研究成果の公開など様々なページがありますが、今回は、その中でもわかりやすく楽しめるページのひとつ、「海のほしと私たち」を紹介します。

このコンテンツは、海を素材とした総合学習の導入のためのユニークなプログラム集です。生き物、気候変動、地球の歴史など、合計38テーマを用意しています。

テーマ項目を「すぐできる」、「じっくりやる」の2つにわけ、関連する追加情報を「もっと知る」として設けています。

例えば、「深海生物を食べる」というテーマでは、深海生物がどんな料理に使われているかを考え、実際に自分たちで調理し、浅場の魚と比べ、食感がどのように違うのか、感想を出し合うことを提案しています。

この『海のほしと私たち』により、子どもたちが自らの経験を通じて「楽しく刺激的な探検」ができることを心から願っています。

興味のある方は下記URLをご覧ください。

詳細

http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/enlight/umihoshi/index.html

「JAMSTECメールマガジン」第185号(2006-11-10)

http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/mailmagazine/backnumber/2006/No_185.html

ここで紹介されている「海のほしと私たち」は、サイトの構成をみると元々はCD-ROMとして配布されたものらしい。海洋研究開発機構(JAMSTEC)は巨大なサイトを持つだけに、埋もれてしまいがちなコンテンツをメールマガジンを活用して上手に紹介している。そして、この紹介文がわかりやすい。「海を素材とした総合学習の導入のためのユニークなプログラム集」と、内容を簡潔に述べた後、テーマ項目といった構成にふれつつ、「深海生物を食べる」を例に具体的な活用方法まで紹介している。そして、最後に「海のほしと私たち」に込められた「子どもたちが自らの経験を通じて「楽しく刺激的な探検」ができること」という思いが述べられており、アクセスしたい気持ちを高めている。非常に読ませるうまい文章だ。

「JAMSTECメールマガジン」には、このような編集後記が時折掲載されており、最近では「深海映像データベースについて」(第182号、2006-09-25)、「「ちきゅう」情報発見サイトChikyu Hakkenを見てみよう」(第183号、2006-10-10)といった記事がある。

・「JAMSTECメールマガジン」第182号(2006-09-25)

http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/mailmagazine/backnumber/2006/No_182.html

・「JAMSTECメールマガジン」第183号(2006-10-10)

http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/mailmagazine/backnumber/2006/No_183.html

・「JAMSTECメールマガジン」

http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/mailmagazine/

・海洋研究開発機構(JAMSTEC)

http://www.jamstec.go.jp/

メールマガジンそのものを読ませる工夫、そしてメールマガジンからサイトへと誘導する工夫の優れた実例の一つだろう。欲をいえば、文章の感性が非常にすばらしいだけに、ぜひ記名の記事にしてほしいところだ。

さて、もう一つは、労働政策研究・研修機構(JILPT)の「メールマガジン労働情報」である。毎週水曜日と金曜日の週2回発行の同誌では、「今週の職業」と題して、最近公開した職業情報サイト「キャリアマトリックス」から一つの仕事を紹介している。たとえば、最近の第294号(2006-11-29)では、

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【職業情報?「キャリアマトリックス」より】http://cmx.vrsys.net/

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職業とキャリアに関する総合情報システム「キャリアマトリックス」のコンテンツの中から、毎週、特定の職業にスポットをあててご紹介します。

☆今週の職業「商業写真家」

主に広告・宣伝用に、依頼者の要望を受けて、特定の人物や商品、自然や風景などの写真を撮影します。

http://cmx.vrsys.net/I/CCS_i_01.php?sysmode=s&occcode=11210&flags=000010&PHPSESSID=f34b7d63c556dfc003bfc3786b836ee2

☆今週のテーマ検索「創作・創造する」=陶磁器工、漆器工、放送ディレクター、俳優、ミュージシャン、など

http://cmx.vrsys.net/JS/CCS_js_04.php?sysmode=s&level=1&number=21&mylistframe=&jobframe=&PHPSESSID=f34b7d63c556dfc003bfc3786b836ee2

「メールマガジン労働情報」第294号(2006-11-29)

http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/bn/mm294.htm

と、商業写真家が紹介されている。キャリアマトリックスもまた収録データの多い巨大なサイトだけに、このように特定の職業という切り口で誘導を図ることは大切なプロモーション策だろう。

・「労働政策研究・研修機構(JILPT)、総合的職業情報データベース「キャリアマトリックス」を公開」(新着・新発見リソース、2006-10-17)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20061017/1161018873

・「メールマガジン労働情報」

http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/

・労働政策研究・研修機構(JILPT)

http://www.jil.go.jp/