2007-05-11(Fri): 日本病院ライブラリー協会第32回総会および2007年度第1回研修会1日目

講師としてお招きいただいた日本病院ライブラリー協会第32回総会および2007年度第1回研修会の1日目。懇親会の運営方法を中心に印象に残ったことをメモとして。

  1. 世代間バランスの均衡
    • 様々な場で思うが、図書館・情報学界では、もはや世代バランスが崩れていることが常態化しているが、病院ライブラリーの世界では老いも(失礼!)若きも関係なく、各年代の方々がフェアな関係で集っているという印象を受ける。20代から30代とおぼしき世代の方々が多く、世代間のバランシングがよくできている。各館単位でみればもちろん決して楽なことではないだろうが、いかなる状況にあっても若い世代を受け入れてきた努力の成果と思える。今後は、継続して優秀な人材を引きつけ、留めるための彼女ら・彼らの待遇向上があわせて課題となるだろう。
  2. 懇親会を新たな出会いの場とする工夫
    • 立食式の懇親会はややもすると、顔見知りの人間が交流をさらに深める顔なじみの場となりがちだが、日本病院ライブラリー協会では誕生日ごとに当初の着席テーブルを決めていた。たとえば、誕生日が1日から6日の人間は最初はこのテーブルで乾杯するというように。これは非常に賢明な方法と思う。会長である直江理子さん(旭川市立旭川病院)が懇親会の冒頭におっしゃっていた「懇親会を新たな出会いの場としてほしい」という願いを見事に現実化していたと思う。
  3. ビンゴの実施
    • ときとして間のびしがちな懇親会だが、途中にビンゴ大会をはさんでいたことが良かった。当たり番号が読み上げられるたびに、「リーチ!」がかかるたびに、「ビンゴ!」が出るたびに、会場の関心が一点に集中し、場の雰囲気を維持していたと思う。講師のようなゲストに当たりが来るように努めてくださった周囲の方々の心配りにも感心する。これは単にビンゴ大会を催せばよいということではなく、常日頃から会がそのような心配りや気遣いをもって催されているという証とも思える。
  4. 初参加者への心配り
    • 上記と重なるが、初めて総会や研修会に参加した会員への気遣いが感じられた。特に初参加のメンバーを懇親会の席上で紹介し、一言コメントを求める方法には感心した。学会系の懇親会では初参加メンバーはどうしても所在無くなりがちだが、自己紹介と挨拶を求めることで初参加のメンバーは自己PRの機会を得られる。それだけでも参加した意味があるだろう。
  5. 会員の動き方
    • ベテランの会員は講師にかわりがわり講師ら、ゲストに話しかけ、場の雰囲気と講師が一体化するように務めていた。また、比較的若い会員はバーテンダーを買って出て、場の盛り上げに一役買っていた。新旧会員が「新たな出会いの場」をつくるという目的に向かって一体になっていたことに感心する。
  6. 運営委員の方々のご苦労と顕彰の仕方
    • 盛り上がった懇親会を企画した運営委員を最後に壇上で紹介したこともすばらしい。ご本人たちとしても、いささかでも報われた思いがあるだろうし、他の会員やゲストに顔を覚えられるこれ以上とない機会ではないだろか。また、運営委員は事前に会場の下見もしていたという。全国から集まる会員や会の内情には直接タッチしないゲスト講演者を迎える上で、非常に優れた配慮と思う。

以上、研究会やその後の懇親会の運営ノウハウのメモとして。

とはいえ、メモではあるものの、日本病院ライブラリー協会を賞賛したいと思う。私の場合、講演させていただくのは研修会の2日目の明日ではあるものの、今日の懇親会に参加しやすい雰囲気をつくっていただいた。これだけすばらしい雰囲気を味あわせていただけば、講師としてはかつてなく身が引き締まる。二次会へのお誘いを断らせていただき、その分、明日の講演に向けて最後の見直しにあたりたいと自然に思う。そして、明日の講演では全国各地から集まった皆さまの期待に応えることに全力を尽くしたいと思う。

会長の直江さん、顧問の長谷川湧子さん、講演依頼をくださった勇まゆみさんを中心に、懇親会の席上で精力的に動きまわっていた皆さまに感謝したい。

・日本病院ライブラリー協会

http://www.jhla.org/