2008-05-21(Wed): 大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続を巡って(4)

ちょうど1週間後だが、

2008-05-28(Wed):

図書館・博物館における専門スタッフの役割を考える集い「今こそ、専門分野の司書・学芸員の“専門”を問う」

(於・大阪府/エルおおさか)

http://shaunkyo.exblog.jp/8149308/

が開催されるというお知らせをいただいたので紹介しておきたい。

大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続問題に対する私自身の姿勢は、すでに

私は

・大阪の社会・労働関係専門図書館の存続を求める会

http://rodoshomei.web.fc2.com/

http://rodoshomei.blog17.fc2.com/

の主張を支持し、大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続を望む

・「大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続を巡って(2)」(編集日誌、2008-05-10)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080510/1210411649

として記した通りだ。上記の催しには私自身は参加できないが、賛否いずれの立場であれ、大勢の方に参加していただきたいと思う。

さて、先日毎日新聞がこの問題を報道していた。

社会・労働関係の専門図書館「大阪府労働情報総合プラザ」の利用者数が00年から増え続け、4倍になった。府の直営から財団法人大阪社会運動協会(社運協)の委託運営になって、スタッフの専門性が生かされた。本や資料は、内容を知る人がいて初めて活用できるということを実証したが、大阪府の財政再建プログラム試案(PT案)では「今年度に廃止」とされている。【佐々木泰造】

プラザは大阪市中央区の府立労働センター(エル・おおさか)にある。来館者数は府の直営だった99年度に3515人だったが、06年度は1万4051人になった。

・「大阪府労働情報総合プラザ:利用者4倍…民間委託の成果、無に? 府PT案では廃止」(毎日新聞、2008-05-16)

http://mainichi.jp/kansai/news/20080516ddf014040019000c.html

冷静な記事と思う。当日の催しは、司書や学芸員の専門性を中心にしたテーマ設定となっているが、感情論に陥ることなく議論が進むとうれしい。すでに書いたように、また毎日新聞の報道にもある通り、少なくとも大阪府労働情報総合プラザについては、経済的な合理性や妥当性という観点でまず根拠を明確にし、その上で政治と行政における正義や公正という価値観を論じることが望ましいと思う。

自分自身では調べられていないのだが、たとえば大阪社会運動協会に委託されるまで、大阪府労働情報総合プラザの運営に投じられてきた大阪府の予算と民間委託後の予算を数値で比較することが必要だろう。大阪府の行政資料を駆使して、価値観に関係なく説得力のある資料をまとめ、それに基づいて議論を進めることが必要だ。大阪府を論理的に論破するに足るだけの資料をまとめあげることは、司書の専門性の実在を示すこれ以上ない機会ともいえるだろう。逆にそれができなければ、司書の専門性はやはり空理空論とみられてしまう。司書が専門職の矜持を見せることができるのか、非常に注目している。

・「大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続を巡って(1)」(編集日誌、2008-04-26)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080428/1209310367

・「大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続を巡って(2)」(編集日誌、2008-05-10)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080510/1210411649

・「大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続を巡って(3)」(編集日誌、2008-05-13)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080514/1210718590