2009-03-06(Fri): 『法律時報』1006(2009年3月号)(日本評論社、1600円)

法律時報 2009年 03月号 [雑誌]

少し前のことだが、

・「「研究紀要」を正面から論じた研究はあるのか」(編集日誌、2008-10-26)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20081026/1225030597

を書いた。

知り合いの方から質問され、自分でもはたと考え込んでしまったのだが、研究紀要そのもの、あるいは研究紀要に収められた論文の動態についての「研究」というものが日本で行われているだろうか。

(中略)

図書館や機関リポジトリ、電子化という観点からの研究紀要論は散見されるのだが、研究紀要そのものを対象とし、研究紀要を正面から論じた研究が見当たらない。ご存知の文献があれば、ぜひご教示いただけないだろうか。

このお願いにコメントやブックマーク、あるいはメールで多数のご教示をいただき、最初にご質問いただいた知り合いの研究者に返信したのだが、その成果が

・『法律時報』1006(2009年3月号)(日本評論社、1600円)

http://www.nippyo.co.jp/magazine/4496.html

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001S9JSXC/arg-22/

・『法律時報』

http://www.nippyo.co.jp/magazine/maga_houjiho.html

・参考:国立国会図書館によるRSS

http://opac.ndl.go.jp/rss/000000021843.xml

に掲載されたので紹介しつつ、ご助言くださった方々に御礼申し上げたい。

・指宿信「米国における法学紀要(ロー・レビュー)と法律論文?『リーガル・ライティング』翻訳出版を契機として」

原稿段階で拝読させていただいたのだが、法学関係者以外にも大いに有用な論文だ。研究紀要への評価は専門分野によって非常にばらつきがあるが、ぜひ多くの方々に手にしてほしい。

ちなみに、この論文の著者である指宿さんには本誌第054号(2000-02-05)に「ネット文献の引用方法について」をご寄稿いただいたことがある。

・指宿信「ネット文献の引用方法について」(本誌第054号、2000-02-05)

http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/054.html

・blog of Dr. Makoto Ibusuki

http://imak.exblog.jp/

なお、論文のタイトルにある『リーガル・ライティング』は、『法律時報』の刊行元である日本評論社から今月下旬に刊行される予定だ。

・E・ヴォロック著、指宿信・岩川直子訳『リーガル・ライティング』(日本評論社、2009年、予価3360円)

http://www.nippyo.co.jp/book/4471.html

法情報サービスと図書館の役割 (情報とメディア)

また、同じ指宿さんの著書として、

・『法情報サービスと図書館の役割』(勉誠出版、2009年、2100円)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4585052089/arg-22/

http://www.bensey.co.jp/book/2055.html

も間もなく刊行される。こちらも大いに楽しみ。