2009-07-02(Thu): 兵庫県立大学「情報科学概論」で講義/兵庫県立大学姫路新在家学術情報館と姫路市立図書館城内図書館を見学

今日から週明けまで関西へ。

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本日は、角谷和俊さん(兵庫県立大学)にお招きいただき、兵庫県立大学環境人間学部の共通科目「情報科学概論」で「Webサービスの企画・開発・運用?その理論と応用」と題して講義。


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・兵庫県立大学環境人間学部

http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/

・兵庫県立大学

http://www.u-hyogo.ac.jp/

・角谷和俊

http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/sumiya/sumiya.html

「主にWebを中心に、「ものごと」をプロデュースする知識と経験について理解を深めていただく」ことを狙いに、学部1年生の方々向けに話をさせていただいた。

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ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)やARGカフェ&ARGフェスト、あるいは自分がこれまで関わったウェブのサービスを事例として、「場」をつくる上での考え方をまとめてみたつもり。

なお、今回については資料はウェブでは公開しないので、ご了承を。

さて、講義の終了後は兵庫県立大学姫路新在家学術情報館と姫路市立図書館城内図書館を見学。以下は簡単なメモ。

・兵庫県立大学姫路新在家学術情報館

http://lib.laic.u-hyogo.ac.jp/laic/3/yokoso.html

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正門のすぐ脇に一般公開していることを知らせる看板がある。国立・公立大学の図書館は一般公開しているところが実は多い。しかし、意外に地元では知られてないことがあるだけに、このサインはいい工夫だ。

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言わば分館なので、それほど大きくはない。

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ロビーに重複した本・雑誌を配布するコーナー。この種のコーナーは、往々にして研究紀要の山となっているが、新書など、思わず持ち帰りたくなるような本も並んでいる。

その後、姫路市立図書館城内図書館へ。

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城内図書館という名称通り、姫路城の裏手にあたる城内にある。さすが、お城の街である。入口付近に鯱のレプリカが鎮座している。


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ちなみに建物は、日本城郭研究センターといい、この中に、

・姫路市立図書館

http://www.city.himeji.lg.jp/lib/

・姫路市立城郭研究室

http://www.city.himeji.lg.jp/jyokakuken/

が同居している。

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文学館を抱える姫路らしく、館内には作家の色紙が多数飾られている。

・姫路文学館

http://www.city.himeji.lg.jp/bungaku/

その他、いくつか感心した点をつづっておこう。

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館内にある蔵書検索端末はタッチパネル式とキーボード式の2種類が用意されている。10年前ならいざ知らず、人がこれほどパソコンを使うようになった時代でもタッチパネル式の端末しか提供していない図書館には、ぜひみならってほしい。また、モニターの上部にある「SLPとは地下書庫にあるおもに古い本のことです。」という注意書きも、ささやかな工夫。

これに限らず、城内図書館は小さな工夫に満ちている。たとえば、

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よくある長机を利用して話題の本の展示をしている。ありものを使ってサービスを実現する取り組みは素晴らしい。特に本の展示は、実はこれくらいの高さのほうが目に入りやすいことを実感する。見せ方が実にうまい。

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さて、

・姫路市立図書館 - 子どもと読書のページ

http://www.city.himeji.lg.jp/lib/kodomo.html

に詳しいが、姫路市立図書館は子どもの読書に力を入れている。

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自分自身はあまり児童サービスに関心はないのだが、非常に感心したのが、

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子ども専用のトイレがあることだ。幼いお子さんを持つ親にとっては安心感があるだろう。ちなみに、一人ではトイレに行けない小さなお子さんの場合は、大人の同伴を認めているとのこと。

そして、

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子ども専用の調べ物コーナーがあるのも素敵。読書だけではなく、調べるという行為を早い段階から身につけられそうだ。

工夫に満ちた館内だが、やはり、この図書館の最大の魅力は立地だろう。

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姫路城内の豊かな緑に囲まれている。ぜひこの環境を生かして、

・「成田市立図書館を見学?地域百貨店との連携や公園環境の活用を提案してみる」(編集日誌、2009-04-18)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20090420/1240230625

・「図書館と公園」(編集日誌、2009-05-02)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20090503/1241356287

・「図書館と公園(2)」(編集日誌、2009-05-07)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20090510/1241962441

で提案したような公園での読書を広める企画を実施してほしいところだ。

なお、一点だけ残念だったのが、

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2ヶ所ある出入り口が直線的に通り抜けられるようになっていないことだ。何らかの理由はあるのだろうが、施設自体は通り抜けできる構造になっているだけにもったいない。ここを通り抜けにすると、開放感が生まれるし、ただ通り抜けるためだけに来た市民が、そのまま図書館を訪れることも想像できる。関係者の方は、ぜひご一考を。