587号(2016-05-04、4696部)

ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG)の587号(2016-05-04、4696部)を発行しました。

主な記事は、

○羅針盤
 連載:「愛の往復書簡-『歴史資料』のオープン化とデジタル化をめぐって」
 【再掲】第4回「資料公開が目指す社会全体の幸福とは?」(後藤真)
 【新規】第5回「これからの歴史資料/文化資源の専門家とは
         -2016年5月に考えたこと」(福島幸宏)

○【PR】「新共著『未来の図書館、はじめませんか』発売中」
 -47都道府県ツアーの予定を更新中!
 -二刷も在庫僅少

○イベントカレンダー

○活動の予定と報告

○編集日誌
 -関西出張1日目-関西学院大学で講義
 -saveMLAKの一環で常総市立図書館へ
 -長野出張1日目-南信の図書館をめぐる(1)
など、7日分

○奥付

http://archives.mag2.com/0000005669/20160504172032000.html

1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and …

       2016-05-04発行   ‡No.587‡   4696部発行

        -新連載「愛の往復書簡」第5回-

 “Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net.”

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 ◇ 目次 ◇

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○羅針盤
 連載:「愛の往復書簡-『歴史資料』のオープン化とデジタル化をめぐって」
 【再掲】第4回「資料公開が目指す社会全体の幸福とは?」(後藤真)
 【新規】第5回「これからの歴史資料/文化資源の専門家とは
         -2016年5月に考えたこと」(福島幸宏)

○お知らせ
 -【再掲】Code4Lib JAPANカンファレンス2016発表募集(Call For Proposal)

○【PR】「新共著『未来の図書館、はじめませんか』発売中」
 -47都道府県ツアーの予定を更新中!
 -二刷も在庫僅少

○イベントカレンダー

○活動の予定と報告

○編集日誌
 -関西出張1日目-関西学院大学で講義
 -saveMLAKの一環で常総市立図書館へ
 -長野出張1日目-南信の図書館をめぐる(1)
                              など、7日分

○奥付

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           本誌編集長・岡本真の新刊!

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           (青弓社、2014年、2160円)

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          本誌編集長・岡本真の2冊目の単著!

         『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』
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 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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連載:「愛の往復書簡-『歴史資料』のオープン化とデジタル化をめぐって」
     【再掲】第4回「資料公開が目指す社会全体の幸福とは?」

      ※福島さんの返信はこの後に掲載しています

                               後藤真

福島幸宏様

 ご返信、ありがとうございます。また、私の至らぬ質問に対し、丁寧にお答
えをいただきまことにありがとうございます。おかげで、議論のスコープをひ
ろげることができたのではないかと考えております。

 また、熊本・大分の地震については、大変に心配をしております。阪神・淡
路大震災とも東日本大震災とも異なるタイプの地震のあり方あるのではと理解
をしております。とりわけ、(この辺りは専門ではありませんので、まったく
の素人の判断でしかありませんが)「どう収束するかがわからない地震」とい
うのは、社会的に独特の不安感を感じさせるものでありました。
(なお、往復書簡の形態ではありますが、本記事をお読みの被災地のみなさま
にはお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い生活の復興を心よりお祈り
申し上げます。)

 文化財やMLAKの状況についても不安が大きいところです。私は、今回は諸事
情でsaveMLAKと深くコミットできておりませんが、仄聞するところによります
と、石造物の被害が多いというあたりは流れてきます。また、今回はおそらく
時期的にぎりぎり大丈夫なのですが、電源を喪失することで空調が利かなくな
り、災害そのものでは被害がなくても、その後に取り扱いの難しい資料群に被
害が生じてくる可能性が今回も指摘されています。阪神・淡路以降の大地震は
冬~春先ですので、まだ大きな被害にはならないのですが、梅雨から夏場に大
きく電源が損なわれる事態への対応についても、今後考えていく必要があるよ
うです。

 すいません、前置きが長くなりました。

1.専門家とは何か

 専門性の議論について、ありがとうございました。もう少しだけ確認をして
おきますと、諸事情の阻害要因そのものは、やはり専門性に起因する部分は大
きくないように感じました。

 人口減少社会の中で確実に減るパイという状況に対し、「資料保存機関」と
して、全組織をあげて対応する必要については同意いたしますが、そこを専門
家の問題にどのように帰するのかは、もう少し考える必要があるかなと考えま
した。

 資料保存機関にいる人間は、すべてが「専門家」かということは考える必要
があります。ゼネラリスト/スペシャリストの問題は、ずっと議論されており、
その部分とも深くかかわっていると理解しています。

 ある種の「夢」のようなスペシャリスト像が常に出てきては、なかなかうま
くいかず消えていくという状況があります。それ自体は問題であり、現行でス
ペシャリストを作る際には、より周到な方法が必要であろうと考えます。

 一方、現行システムにおいてもスペシャリストとゼネラリストで構成してい
る組織は資料保存機関でも存在しています。資料が公開できないのは専門家だ
けの責になるのか、それともシステム全体の問題なのかは整理できないと難し
い部分があるのではないかと思います。

 さて、質問してばかりというのも失礼な話かと思いますので、私が(今の人
文系および資料保存機関に関係する)専門家とされる人々の課題について、少
し述べておきたいと思います。それは、自らの専門性の重要さに対して決定的
に説明が不足しているところです。例えば資料保存は重要である、ということ
について、非専門家の方々が漠然と思ってはいても、その専門家にたいして払
うコストが社会全体のそれに見合うのかということには、まだ説得ができてい
ない状況です。しかし、多くの専門家は、この重要性を自明だととらえてしま
い、払うべきコストを無限大に近く(もしくはそれを考えなくてもよい)と考
える傾向があるように思います。

 たしかに具体的な額はあまり重要ではないかもしれない。しかし、社会の中
で、自分たちが占めるコストはどれだけか、減りゆくパイの中で、自分たちは
どれだけ減ることを許容するのか、それとも他を減らしてでも、という主張を
「自明」ではなくしっかりと説明できているのかということを、勉強し、考え
る必要があります。これは、まさに専門家が自分たちのこととしてとらえなけ
ればなりません。人文系や「資料を残す」というのは社会的に漠と合意される
部分が中途半端にあるばかりに、この手のコスト感覚が落ちる部分があると思
います。このことに外部の視点が必要なことはたしかですね。

2.公開の基準とは何か

 ここはもう少し説明が必要だったかもしれません。ここでは出す資料/出さ
ない資料の選別の話ではなく、資料を「どのタイミングで出すか」という基準
の話です。発見された資料や、長く問題となっている資料について、「いつ出
すか」の閾値をどのように設計するのかという問いです。

 ある資料が発見された際に、その詳細な情報をなしにして、とりあえず公開
するという状況はどこまで許容されうるのか、という話になります。偽文書だ
ったら?一次的な受け入れ元は大丈夫でも、何度か伝来を経た際に盗品だった
ら?などのリスクをヘッジし、社会的な位置づけを考えたうえで、公開をする
必要があります。そのリスクヘッジをどうしていくかの社会的コンセンサスを
どこに求めるか、が重要な課題であります。とりわけ、デジタル公開はWebと、
それ以外のユーザの議論がかい離しがちな部分でもあり、両にらみでのコンセ
ンサス形成の方法についてご意見をという話でした。
(先日、Twitterでも話題となりましたが、「公文書を現代語訳する」というあ
たりでの専門性は議論になりましたね(注1))

 私はその点においては、資料調査後の公開(≠それで学術論文を書く)とい
う視点はある程度許容されるべきものであり、それと、調査コストのバランス
を衡量すべきであるという意見を持っております。その点では、現状で「アー
キビスト」が必要かといわれるとわかりませんが、福島さんがおっしゃられる
ような地域をとびまわり、資料と社会の接点をつくるスペシャリスト的人材の
必要性にも同意しますし、資料に精通した、一定の訓練を積んだ人材の必要性
についても、主張するところです(現状の人数を肯定するかは別)。

 おそらくこの部分が、スペシャリストが社会にどれだけの人数必要なのか、
資料保存機関に置くべき主要な人材はゼネラリストかスペシャリストかという
問題にもつながるのではないかと考えます。

3.評価と「禍」

 禍について、一定のご理解をいただきありがとうございます。私自身は、ど
うやっても「禍」という言葉を使うつもりにはなれません。それは社会全体の
幸福を阻害するという状況にであっても同様です。それは、幸福を促進する/
阻害するという二項対立での分断の状況を生み出しかねないと理解しています。
と同時に、自分が考える社会全体の幸福という理想を自分自身が反してしまう
状況はそうたくさんはないわけで、そこを担保に主張するのはやはり危機感を
覚えます。何が社会全体の幸福かということ自体、簡単に定義できるものでは
なく、だからこそ、私たちは安易な分断を目指さない社会を作る必要がありま
す。それは、近代人文知の一つの成果であろうと考えます。その学知を学んだ
ものが、自ら実践することが重要だというのも、私たちが学んだことであろう
と理解しています。私たちがいう「ダメ」という言葉は、そのような社会のた
めにあるのですよね(余談ですが、最近、私はこのような社会的分断を平然
と行うような人文学者の物言いに辟易することがあります(この往復書簡では
ありません))。

 そして、この分断と評価とは異なる位相であると考えております。相互のレ
ビューは常に重要です。うまくいってないものについて、相互に批判はすべき
です。しかし、その批判が分断を招くような言い方になるのは慎まなければな
りません。求めるものが倫理規定的であるなら、批判する側も倫理規定的なふ
るまいを考えるべきではないでしょうか。

 その点において、インセンティブについてのお話は大変に期待をしておりま
す。ぜひとも資料を公開する幸せを共有できるようなものをいただければ、き
っと素晴らしいものになるのではないかと考えております。

 この文脈で総合資料学について、述べよというご質問がございました。ご紹
介?ありがとうございます。総合資料学は、今年度より国立歴史民俗博物館が
基幹ミッションとして掲げているものです(注2)。その内容は多岐にわたるの
ですが、このARGの文脈で言いますと、博物館資料の情報を全国的に「見える」
ようにすることも一つの重要な仕事です。もちろん、動き出したばかりで、な
かなか具体的には言えない部分も多いのですが、歴史民俗系博物館協議会(歴
民協(注3))を介しまして、各博物館にご理解とご協力をいただきつつ、博物
館資料情報のネットワーク化を進めていきます。そこでは、メタデータの統一
等を可能な限り行わず、そのうえで横断的な検索を可能とできるモデルにでき
ないかについて、引き続き検討を進めております。また、その際に、論文で使
った博物館資料の情報へのポインタを確保することで、論文と資料の関係性を
確保することを検討しております。

 これにより、博物館資料を、今まで以上に研究で使いやすく、社会に見える
ようにできることを目指しております。もちろん、「隗より始めよ」で歴博の
中では「死蔵」に近いような資料も現在データ化を進め、公開に向けた調整も
進めております。近日中に説明をできる機会があるのではないかと思っており
ます。

 このようなことはないのか、というご意見、ご質問などもいただければ幸い
です。

 さて、この往復書簡も2往復となりました。編集部から示されたのは、残り1
往復となります。最後は私になりますが、最後はあまり議論に対しての主張を
せず、私の能力でできる限り論点になったものをまとめてみたいと思っており
ます。もちろん、さらに私に見解を求めるものがあれば、それをご指摘くださ
い。

 またしても長々となってしまいました。お返事、お待ちしております。

                                後藤真

注1: https://twitter.com/bsbakery/status/719134204693327872 これだけで
 はないですが、端的にはこのようなツイートがよく示したものであろうかと。
 このプロジェクトの行為自体を止めるものでもないですが「専門家がしっか
 り説明したもの」との関係性があって、はじめて成立する「解釈の自由」で
 はないかと考えます。
注2:総合資料学の構築については、このサイトが現時点では最新の情報になり
 ます。
https://www.rekihaku.ac.jp/education_research/research/list/news/r160227…
注3:全国歴史民俗系博物館協議会 http://www.rekimin.com/

[筆者の横顔]

後藤真(ごとう・まこと)国立歴史民俗博物館 准教授 専門は人文情報学・情
報歴史学・日本古代史。正倉院文書のデータベース化などを進め、歴史資料の
デジタル化に関する研究を行っている。現在は、国立歴史民俗博物館が進める
ミッション「総合資料学の創生」に関し、博物館情報や歴史系研究情報のデジ
タルネットワークの構築を開始。
http://www.rekihaku.ac.jp/education_research/research/researcher/goto_ma…

以上、ARG-586より再掲。

連載:「愛の往復書簡-『歴史資料』のオープン化とデジタル化をめぐって」
        第5回「これからの歴史資料/文化資源の専門家とは
            -2016年5月に考えたこと」

                               福島幸宏

後藤真様

 ご返信ありがとうございます。早速いただいたのに、お返事遅れてすみませ
ん。

 この2週間のあいだ、急に「往復書簡、見ているよ」というお声をいただくこ
とが多くなりました。ただへラッと笑いながらではあります。タイトルの深刻
さ?に、やっぱりみなさん遠巻きに眺めている感じです。

 熊本・大分の災害、この間も新しい段階を迎えていますね。地域の歴史資料・
文化資源への打撃という点では、深刻な状況が続いています。これまでも指摘
のあるところでしょうが、このような災害は、東京電力福島第一原子力発電所
事故のような急激なことでなくても、歴史資料/文化資源をはぐくむ地域社会
を一挙に変化させると考えます。この状況も常に念頭に置いて諸事論じたいと
思います(註1)。

1.専門家像に焦点をあてること

 今回の議論について、互いに腹を探りながらのところがあるので、後藤さん
にも僕にも、あるいは読者の方々にも焦点がわかりにくかったところがあった
かと思います。

 僕の論点は、視野を広く「文化資源」とした上で、「歴史資料」に関する専
門性を組み替えよう、とするものです。そして、第3信の註6では、佐々木秀彦
の仕事を引いて、専門家の内実を転換することが必要と述べました。

 ただ、この往復書簡では、僕の専門家像を明確に述べられませんでした。こ
の広いようで狭い世界で、構造自体を問う発言や行動には、舞台から飛び降り
るような思い切りがいります(註2)。

 しかし、こう切り込まれては「これからの歴史資料/文化資源の専門家」に
ついて僕なりの構想を述べなければなりません。僕にとっては東日本大震災前
の2009年あたりから、折に触れて妄想してきたことを、2016年5月の段階の回答
として、少しだけ、端的に述べることになります。

2.これからの歴史資料/文化資源の専門家とは

 まず、前提として2点の留保をつけておきます。

 僕自身も「ある種の『夢』のようなスペシャリスト像」が常にはうまくいか
ないことを自覚しています。また以下に述べる専門家の要素はひとつの人格に
すべてが備わっている必要はありません。組織・集団の内外で、ともかくリソ
ースを動員してことにあたればよいのです。この点、歴史資料の場合は、指針
なく仕事をすると古文書翻刻ばかりに注力することになるという特殊事情もあ
ります(註3)。

 また、新奇なことを言うからといって、資料の物理的取扱を慎重に行うこと
は当然の前提です。この点、取扱の不変性・普遍性と、自らの職分全体のそれ
とを意図的に混同している議論や物言いも目につくことがあります。僕は、近
現代の紙資料を取り扱っていた関係で、紙が強いなどという幻想を持ち合わせ
ません。ですので、この物理的取扱については、ますますシビアにして、不注
意な取扱には即時注意するということで良いと思っています(註4)。

 なお、第3信で宣言した「インセンティブをどう設定すれば資料公開が進むの
か」という点を最後に述べます。

 これだけ持って回って、ようやく「これからの歴史資料/文化資源の専門家」
について述べる準備ができました。以下、資料調査・整理公開・運用展開の各
局面に分けて述べたいと思います。

(1)資料調査
 この点、実は基準は単純です。「蔵出し」を組織・指揮できるかどうかがだ
と、ここは古典的に思っています(註5)。指揮者として、積み上げてきた経験
と知見からバランス良く人材を配置し、効率よく作業を行い、資料所蔵者との
関係を崩さない高度な力量が求められます。

 後藤さんはよくご存じのように、ほとんどの場合、広く参加を呼びかけ、身
分や出身が混成になるこの作業を、場合によっては1週間、適切に運営するのは
難しいことです。でも一騎駆けの調査は歴史資料に関わるものならどなたでも
一応は出来ます。専門家の指標は、この「蔵出し」作業を組織・指揮できるか
どうか、ではないかと存じます。

(2)整理公開
 これも、端的に述べるのは簡単です。
 なるべく早くメタデータを公開する。その際、著作権に配慮しつつも、ニ次
利用可能な形で(資料画像があればなお良い)“デジタルデータでwebに公開”
すること、その際、できるだけ広く検索対象になるように出すこと、に尽きま
す(註6)。

 第4信でご指摘があったように、場合によっては現物の公開を差し控える場合
もあると思います。しかし、メタデータだけは早期の、広範囲の公開を強く推
奨します。いざ継承の問題や急な利用・展開の課題が出てきた時に、メタデー
タの不在は大きく響きます。

 こう論じると「メタデータは内部で管理しているから大丈夫」という声がす
ぐあります。僕の見聞の範囲で言うとそれは間違いです。公開を前提としない
と、メタデータは整備されませんしメンテナンスもされません。

 これは個人や組織の誠実さの問題ではなく、それこそ動機づけの問題です。
また、資料保存利用機関の最大のコンテンツであるはずのメタデータを出さな
い訳ですから、そこは組織・機関の根幹を問われる、非常に大きな問題です
(註7)。

(3)運用展開
 ここは、少しく述べる必要があります。第4信で後藤さんが指摘された「説明」
の不足ということと深く連動します。おっしゃったように、自らの仕事や専門
性の重要さを広く社会に説明できる、それもコスト感覚をもって、ということ
はどういうことでしょうか?

 これはつまり、専門家としてシステムを変えうる、決定できるということを
意味します。

 トライした説明が通じればそうですよね。必要な人に必要な説明をして、ま
た広く社会にその存在意義と目的を表明して認知を得ます。つまり、説明が可
能なら、その組織・機関のシステムを作り上げ、変更することが可能になるは
ずです。

 第2信でご紹介いただいたように、僕自身、専門(職)論の初発に、今後の専
門職は一種のジェネラリスト指向でないと難しいと論じました。この議論に
2016年5月になって付言するとすれば、まさに、歴史資料/文化資源をめぐる議
論を、広く社会に説明できる人材を得ることにつながるのでしょう。

 で、あるからこそ、前記の(1)や特に(2)に不足な部分があれば、それは
専門家として、説明力がないために十全でないか、コンテンツを出さないため
に社会的説明を怠った不作為か、どちらかでしょう。ですから、その組織・機
関が外部から見て不十分な運営がなされているとすれば、そこは専門家の責に
帰せられるべきです。

 というか、専門家はその責めを受けるからこそ、専門家たりうるのです。

 その上で、これらの専門家を在席し、その力量を発揮し、常に問題点を改善
していることこそ、その組織・機関への評価軸として重視することを提起しま
す。

 資料保存利用機関はそれが博物館であれ図書館であれ、その評価は基本的に
入館者数や利用者数で図られています。それに対して、その問題点を関係者み
んなが理解しながらも、なかなか有効な手を打てていません。

 評価をこちらから組み替えるしかないのです。もちろん施設が賑わうことは
重要です。それに重ねて、本来の使命とはなにかを見据えた評価が、それもな
るべく簡易な形で構築されなければ、いずれどこも破綻を来します。

 その有力な軸として、専門家の活動を本質的に評価する、という手段は十分
に選択肢になるのではないでしょうか?

 インセンティブに話を振りましたが、これは同時に禍の話でもあります。
2016年5月の段階でも、「どこそこの大学博物館は何百年前の資料の画像の利用
許可が云々」という話が聞こえてくるのは大問題です。

 繰り返しますが、やはり、やり方を変えられない、もしくは課題に気がつか
ない「専門家」が問題なのです。この点、相互評価の上で、専門家たり得てい
るのか、その組織・機関は信頼に足るのか、厳しく論じられるべきでしょう
(註8)。

 もちろんこの提起には穴が多いでしょうし、たとえ賛同が得られたとしても
一朝一夕になるものではありません。しかし、荒削りでもモデルを示しておく
ことは、今後の議論と実践の礎になるだろうと考え、思い切って述べました
(註9)。

 上記の提起を踏まえていただいた上で、第4信でご説明いただいた「総合資料
学」の枠組みで、専門性をどうデザインするか、その一端をご教示いただくと
非常に喜びます。

3.おわりに

 以上、考えていることの一端を披瀝しました。本来は、もう少し詰めた形で、
文献やこれまでの各分野での試みも示しつつ述べるべきでしょうが(註10)、
メルマガ掲載の往復書簡というちょっとラフな場を使って、生煮えの部分も思
い切って出したところがあります。

 読み返すと、第6信では大枠の課題の整理をしていただけるというのを前提に、
甘えた書き方になっていますね。

 さてここで、この往復書簡の最初に置いた、網野の言葉に戻りましょう。

 その晩年に薫陶を受けた白水智によれば、網野は呑み会で「一億の民に向か
って書きなさい」と述べていたといいます(註11)。これは、尊敬すべき近世
史家の水本邦彦に、ある神社の境内で論じられて難渋し、僕は未だによく覚え
ている「君の歴史論にあの屋根裏のムササビは入っているか」という言葉と似
通っていると思います。

 網野の言葉も、水本の言葉も、この往復書簡を経た2016年5月に考えると、構
造全体を視野に入れ、考え、述べる、ということは、こういう気概だと合点が
いきます(註12)。

 僕たちにはこの気概が決定的に欠けていたのでしょう。

 彼らに少しでも倣って、でも、できることから論じ、実践したいと思います。

 アーカイブズでそうであったように、公立図書館の場でもちょっと仕掛けま
す。少ししたら「また変なことしでかした」とお目にとまることがあるかと。

 最後に。

 いつも苦言を言いつつ、刺激をくれてありがとう。

 まずは。

                               福島幸宏

註1 日常の中での村の消滅に対抗するこんな仕事があります。小山元孝編著
  2015『消えない村-京丹後の離村集落とその後 』(林直樹)。

註2 いくつかの報告では口頭で申していますが、たとえば東寺百合文書のデジ
  タルデータをCC BYで公開したとき、「歴史資料取り扱いの専門家」になれ
  ばなるほど、その意味を理解していただけなかったり、反発された苦い経
  験があります。それ以来、これはなぜか、ということを考えています。

註3 これを白井哲也は、個人の資質と専門職一般とのすり替えを諫めつつ、資
  料と学術上の議論に接する時間の確保を重視し、知見を更新する必要を強
  調した上で、その努力を怠ると「気がつけば、そこには一般の施設職員か、
  “専門家”を自称する偏屈者が佇んでいるだけである」と指摘しています
  (白井哲也2009「資料保存機関には地方史研究が必要である」『歴史資料
  の保存と地方史研究』(岩田書院))。

註4 これを徹底すればするほど、取扱が雑な僕自身はますます資料に触れられ
  なくなりますね。もっとも比較的構造が単純な紙資料は、壊れたら適切に
  治せば良い、ということでもあります。

註5 綿密な事例の紹介として、たとえば安藤正人2012「島根県飯南町「旧赤来町
  役場文書」調査プロジェクトについて」『GCAS report』(1)(
   http://ci.nii.ac.jp/naid/120005624983 )を参照。

註6 人文情報学の動向はこの点、今後ますます重要になりますね。赤間亮ほか
  編2014『文化情報学ガイドブック』(勉誠出版)や人文情報学月報(
   http://www.dhii.jp/DHM/ )がありますが、他に何か良いものはあります
  か?
  また、この公開のあり方の点、第3信ではネガティブリスト的に以下のよう
  に書いています。「陳列のみ・紙のリストの印刷・二次利用できないデー
  タの束・著作権と所有権を混同した紙芝居的なデジタル画像の提示、など
  をもって、「公開」と考える段階はもうそろそろいいかなあ、と考えます」。

註7 もちろん、この際に、紙資料以外を一旦別枠にして処理するということも、
  今の段階では好ましくありません。コアなアーカイブズ研究であってもこ
  の対象の拡大は当然のこととなっています。手元のものでは、国文学研究
  資料館編2016『近世大名のアーカイブズ資源研究―松代藩・真田家をめぐ
  って―』(思文閣出版)でも、印章や容器を扱う章が当然のように入って
  いました。

註8 この部分、念を押しておきます。第3信で、僕にしては珍しく周到に「この
  呪いの対象の外に自分を置いていることではないこと、また全人格的な排
  除を意味することでないことを急いで付言」しています。また、この議論
  が最終的には専門家の雇用の好ましくない方向の流動化論と連動すること
  も自覚しています。

註9 デジタル文化財創出機構2016『デジタル文化革命!-日本を再生する“文
  化力”』(東京書籍)などは、これまでの議論を今の動向や制度・枠組み
  という側面から説明しているのかもしれません。大状況としてのgoogleと
  ヨーロピアナの動向・日本の状況・文化資源の定義・立体物を含むデジタ
  ル化手法・権利処理など、各トピックの案内になっています。

註10 この点、僕は日本博物館協会などの取組の筋が良いと思っています。
  博物館自己点検システム https://www.j-muse.or.jp/04links/jikotenken.php
  ICOM職業倫理規程の和訳 https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/

註11 白水智2014「網野善彦氏の研究姿勢」(『総特集 網野善彦 現代思想2月
  臨時増刊号』(42-19))。

註12 もっとも水本の言葉には、まだまだ抵抗感があります。20代前半の僕には、
  ぐうの音も出なかったからです。列島の人間社会のことだって想像の外な
  のに、ムササビも対象にいれろって!

[筆者の横顔]

福島幸宏(ふくしま・ゆきひろ)。京都都府立図書館企画総務部企画調整課。
専門は公文書館/図書館/歴史学。これまで近代行政文書の文化財的修理、
昭和戦前期資料の公開、京都市明細図の活用、東寺百合文書の記憶遺産登録と
CC BYでのWeb公開を担当。京都府立図書館ではサービス計画の策定・システム
構築・企画・調整・広報などを担当
http://researchmap.jp/fukusima-y/

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            岡本真、森旭彦著
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    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200534/arg-22/


          <直近の著者イベント情報>

◆2016-06-04(土):
第20回静岡県図書館交流会「未来の図書館、はじめませんか?」

各都道府県の講演会、読書会等の開催予定です。本書に関するセミナーの開催
等、随時承っています。本書の販売機会を設けていただける場合は、謝金は不
要です(旅費別途相談)。お気軽にご相談ください。

最新の情報は下記ページにて更新しています。ぜひご覧ください。
http://www.arg.ne.jp/node/7659

目次
まえがき-図書館は知の番人だ

第1章 図面から生まれる図書館は正しいのか
 1 市民に盲目な、「図面から生まれる図書館」
 2 図書館デザインの行方
 3 消えた“図書館職人”の時代
 4 図面から生まれる“効率図書館”の実情
 5 出来合いの公共施設には、“しなやかさ”が宿らない
 6 市民から生まれる図書館
 7 信じることからはじめよう、市民のちから
 8 本当の、市民の声の聞き方

第2章 図書館の“周辺”にある、進化のチャンス
 1 ゲーム機がある図書館
 2 メディア利用から見る「静かな図書館」
 3 市民利用に見る騒がしい「シェアオフィス」のニーズ
 4 図書館ウェブサイトは本当に公共性があるのか
 5 日本の公共空間の捉え方

第3章 図書館の原風景を見つめる
 1 ひとつとして同じ図書館はない
 2 多様な歴史から生まれた図書館の原風景
 3 輸入された原風景「無料図書館」
 4 二冊目の『市民の図書館』を探して

第4章 「足で見る」図書館
 1 いろいろな図書館を知ることが“ライブラリーリテラシー”を上げる
 2 質は量から生まれる
 3 すべてがすばらしい図書館なんて存在しない
 4 「アポなし訪問」の壁と図書館の閉鎖性

第5章 「まち」から生まれる図書館、図書館から生まれる「まち」
 1 「まち」から生まれる図書館
 2 都市総合計画は、図書館のあり方を考えるうえでの必須資料
 3 土地を知り、まちを立体的に理解する
 4 まちの課題はフィールドワークでしか見えてこない
 5 図書館から生まれる「まち」

第6章 さあ、図書館をつくろう
 1 新設だけが「図書館づくり」ではない
 2 ビジョンがない「基本構想」への違和感
 3 図書館のためのビジョン・メイキング
 4 フィールドワークを経たうえで基本構想をまとめる
 5 基本構想は未来から見た未来を、いまからつくること
 6 図書館を形に-「基本計画」「整備計画」
 7 ハード面とソフト面は切り分けて外注すべき

第7章 「発信型図書館」のためのアイデアのつくり方
 1 ワークショップの罠
 2 図書館で見つけるアイデア「百連発」
 3 アイデア+マラソン=「アイデアソン」
 4 書くブレインストーミング「ブレインライティング」
 5 「聞きたいこと」と「発表したいこと」を最大にする会議
   「アンカンファレンス」そして「ライブラリーキャンプ」
 6 図書館を発信-「メディアリレーションとロビイング」
 7 見せるから伝わる-「アドボカシー」
 8 自分の“財布”をもつ強み「ファンドレイジング」

第8章 図書館の拡張
 1 「図書館で起業」は可能か?-「産業支援」
 2 図書館の役割は知の総合コンサルタント-「議会支援」と「行政支援」
 3 図書館のサードプレイス、どう生かす?-「市民活動支援」と「市民協働」
   のあり方
 4 魅力再発見は図書館の「観光支援」で
 5 新しいことが起こり続ける「デジタルアーカイブ」
 6 図書館は「オープンデータ」の守護神になるのか?
 7 「MOOC」で学習の地域間格差を、ゼロに

図書館をつくるための本棚

図書館系業務実績一覧

あとがき

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 ◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and …
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<凡例>
◆編集者独断によるオススメ
◇通常掲載

◇2016-05-12(Thu):
神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会
講演会「ビジネスアーカイブズの現状と課題-三井文庫の事例より」(吉川容)
(於・東京都/神奈川県立公文書館)
http://www.jsai.jp/ibbs/b20160421.html

◇2016-05-13(Fri):
JADS アート・ドキュメンテーション学会 第67回 デジタルアーカイブサロン
(鎌倉幸子)
(於・東京都/科学技術館)
http://d.hatena.ne.jp/JADS/20160331

◇2016-05-14(Sat):
情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
第110回研究発表会
(於・茨城県/筑波大学 春日エリア)
http://www.jinmoncom.jp/

◇2016-05-14(Sat):
日本出版学会 2016年度 総会・春季研究発表会
(於・東京都/東京経済大学 国分寺キャンパス)
http://www.shuppan.jp/yotei/752-2016-.html

◇2016-05-14(Sat):
研究会「アート・アーカイヴのいま」
(於・東京都/東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/info/artdoc/

◇2016-05-14(Sat)~2016-05-15(Sun):
情報知識学会 第24回(2016年度)年次大会(研究報告会・総会)
(於・茨城県/筑波大学 春日エリア)
http://www.jsik.jp/?kenkyu

◇2016-05-18(Wed)~2016-05-20(Fri):
第7回 教育ITソリューションEXPO EDIX
(於・東京都/東京ビッグサイト)
http://www.edix-expo.jp/

◆2016-05-20(Fri):
企画展「GAME ON」特別フォーラム
「ゲームをどう残すか-技術と体験のアーカイブ」
(於・東京都/日本科学未来館)
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1604141619827.html

これ以前のバックナンバーやご登録はこちらからどうぞ。
http://archive.mag2.com/0001260410/

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 ◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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<凡例>
◆新規、もしくは更新あり
◇既掲載、変更なし

◇2016-05-28(日):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第1回「りぶらの未来」
神代浩(文部科学省科学技術・学術総括官兼政策課長)×戸松恵美
(りぶらサポータークラブ副代表)×岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html

◆2016-06-04(土):
第20回静岡県図書館交流会「未来の図書館、はじめませんか?」

◇2016-07-09(土):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第2回「仕事と図書館」
秋元祥治(岡崎ビジネスサポート センターOKa-Bizセンター長)× 岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html

◇2016-10-02(日):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第4回「市民活動と図書館」
三矢勝司(岡崎まち育てセンター・りた事務局次長)× 岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html

◇2017-02-19(日):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第6回「図書館の未来」
神代浩×水越克彦(岡崎市立中央図書館館長)×岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html
講義・講演のご依頼をお考えの方、お気軽にご相談ください。

弊社の場合、1)早い者勝ち、2)地方優先だけがルールです。

なお、弊社代表の岡本真は総務省の委嘱を受け、地域情報化アドバイザーを
務めています。
http://www.applic.or.jp/prom/chiiki_adviser/
本制度の利用を申請する場合、申請元に経済的負担がかかりません。
ご活用ください。
※本年度の申請は〆切られています。

[参考]基本プロフィール
     http://www.arg.ne.jp/user/3

法人としての活動は、

https://www.facebook.com/ARGjp

をご参照ください。業務発注、歓迎です。各種ご相談に対応いたします。

◇最近の主要業務:
 1.公共施設・商業施設の新設・リニューアル・運営等の計画策定支援
 2.ウェブ技術を中心とした産官学連携のコーディネート
 3.共同オフィス・シェアハウス等のコミュニティー空間の創造
 4.ウェブコンサルティングや専門的調査の実施代行
 5.ワークショップ等によるアイデア発想・知識創造の支援

また、当面の間、

             岡本真、森旭彦著
     『未来の図書館、はじめませんか』(青弓社、2014年)
    http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-0053-2
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200534/arg-22/

の販促にかなう限りは、講演謝金不要で講演依頼を受け付けます。お気軽にご
相談ください。

~<弊社編集誌>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ~図書館の未来がわかる、新しいライブラリーマガジン~
      ライブラリー・リソース・ガイド(編集・発行:ARG)
       http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/
          https://www.facebook.com/LRGjp
           https://twitter.com/LRGjp

   ~曲がり角を迎えている図書館における今後の学習環境を考える~    ラーコモラボ通信(編集・発行:ラーニングコモンズラボラトリ)
        http://archive.mag2.com/0001260410/

       ~デジタルヒューマニティーズのいまを探る~
      人文情報学月報(編集:人文情報学研究所&ARG)
        http://archive.mag2.com/0001316391/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<弊社編集誌>~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 配信の解除・送信先の変更は、
           http://www.arg.ne.jp/registration
                          でお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<ご協力ください>~~

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 ◆ 編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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◆2016-04-25(Mon): 関西出張1日目-関西学院大学で講義

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8339

久しぶりの関西出張です。

まずは大阪大学の豊中キャンパスにうかがいました。産学連携関係の打ち合わ
せをした後は、

・大阪大学附属図書館総合図書館
https://www.library.osaka-u.ac.jp/sougou.php
・Flickr-大阪大学附属図書館総合図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157665276821044/

を見学。

その後は、関西学院大学の三田キャンパスに移動し、昨年に続き総合政策学部
で「情報メディアとサービスの企画・設計・開発」という講義を担当させても
らいました。

◆2016-04-26(Tue): 関西出張2日目-京都大学と大阪大学を訪問

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8340

昨晩は京都に泊まり、本日は朝から京都大学へ。産学連携関係での研究室訪問
を2つ行い、その後、

・京都府立図書館
https://www.library.pref.kyoto.jp/
・Flickr-京都府立図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667037118810/

を見学しました。さらに次は大阪大学の吹田キャンパスへ。こちらへの訪問は
実に10年ぶりくらいではないかと思います。こちらでも研究室訪問をした後、

・大阪大学附属図書館生命科学図書館
https://www.library.osaka-u.ac.jp/seimei.php
・Flickr-大阪大学附属図書館生命科学図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667467123391/

を見学して帰京しました。明日は常総市へ。

◆2016-04-27(Wed): saveMLAKの一環で常総市立図書館へ

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8341

・saveMLAK
http://savemlak.jp/

の一環として常総市へ。

・常総市立図書館
https://www.josolib.jp/
・Flickr-常総市立図書館(仮設)
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667652104375/

水損した資料の復旧について関係者で意見交換しました。引き続き、取り組ん
でいきます。

・「saveMLAKによる北関東水害被災施設の支援」(編集日誌、2015-09-14)
http://www.arg.ne.jp/node/8054
・「常総市立図書館へのsaveMLAK御用聞きを実施」(編集日誌、2015-09-22)
http://www.arg.ne.jp/node/8063

さて、せっかく常総市まで行くので、前後にいくつか施設見学。

・柏市立図書館本館
https://tosho.city.kashiwa.lg.jp/homepage/html/00_honkan.html
・Flickr-柏市立図書館本館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667650728605/
・取手市立取手図書館
https://www.toride-toshokan.jp/
・Flickr-取手市立取手図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157665305772284/
・我孫子市民図書館
https://www.library.city.abiko.chiba.jp/
・我孫子市生涯学習センター「アビスタ」
http://www.city.abiko.chiba.jp/event/shisetsu/abista.html
・Flickr-我孫子市民図書館・我孫子市生涯学習センター「アビスタ」
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667461189932/
・KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)
http://www.31ventures.jp/ventureoffice/koil/
http://blog.koil.jp/
・Flickr-KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667578693526/

◆2016-04-28(Thu): 会議の一日

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8342

今日は忙しかったですね。さすがにお疲れです。

◆2016-04-29(Fri): 出張前の会議ラッシュ

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8343

昨日に続き、今日も会議ラッシュでした。とはいえ世間はお休みの日ですから、
会議が基本的には社内でのもの。明日からは長野出張です。

◆2016-04-30(Sat): 長野出張1日目-南信の図書館をめぐる(1)

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8344

明後日に長野県の伊那市で開催される催しに参加するので、少し早めに向かい
ます。道中、いままで行けていない地域をめぐることが目的です。ということ
で、豊橋を経て飯田線経由で南信地域を北上しました。

・浜松市立佐久間図書館
http://www.lib-city-hamamatsu.jp/access/sakuma.htm
・Flickr-浜松市立佐久間図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667713009246/

は車窓からの見学。さらに乗り換え時間の合間をぬって、

・Flickr-天龍村図書館・天龍村文化センター「なんでも館」
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667561018902/

も外観だけを見学。

そして、横浜を出てから6時間以上がかかりましたが、本日の最大の目的であっ

・飯田市立中央図書館
http://www.nanshin-lib.jp/iida/
・Flickr-飯田市立中央図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667598617241/

を訪れました。書庫も含めて拝見できて大満足。

その後は、さらに北上しながら

・高森町立図書館
http://www.nanshin-lib.jp/takamori/
・Flickr-高森町立図書館(長野県)
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667560726312/
・豊丘村図書館
http://www.nanshin-lib.jp/toyooka/
・Flickr-豊丘村図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667783867815/
・松川町図書館
http://www.nanshin-lib.jp/matsukawa/
・Flickr-松川町図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667595473591/

と3つの図書館を見学してから駒ヶ根市に投宿。

◆2016-05-01(Sun): 長野出張2日目-南信の図書館をめぐる(2)

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8345

昨日に続き、南信の図書館をめぐりました。

・駒ヶ根市立図書館
https://library.city.komagane.nagano.jp/
・Flickr-駒ヶ根市立図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667218934830/
・宮田村図書館
http://www.vill.miyada.nagano.jp/index.php?f=hp&ci=10462
・Flickr-宮田村図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157665461084933/
・辰野町立辰野図書館
http://www.town.tatsuno.nagano.jp/tatunotosyokan.html
・Flickr-辰野町立辰野図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667649165281/
・箕輪町図書館
http://www.town.minowa.nagano.jp/lib/lib0001.html
・Flickr-箕輪町図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667615652862/
・南箕輪村図書館
http://www.vill.minamiminowa.nagano.jp/site/library/
・Flickr-南箕輪村図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667649401691/
・伊那市立伊那図書館
https://www.inacity.jp/shisetsu/library_museum/ina_library/174bok1201512…
・Flickr-伊那市立伊那図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157667200140510/

合計6館。これで長野県の南信の図書館はかなり回ることができました。

             岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長

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ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)[ARG-587]2016年05月04日(週刊)
【発行者】アカデミック・リソース・ガイド株式会社
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】〒231-0012 横浜市中区相生町3-61泰生ビル さくらWORKS<関内>408
ISSN 】1881-381X
【E-Mail】info [&] arg-corp.jp [&] を@に置き換えてください。
【サイト】http://www.arg.ne.jp/
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