宇沢弘文先生の「人間のための経済学」を学んでいます【広報担当のARGな日々】2016-10-29

ARG広報の鎌倉です。

先月行われました東京国際ブックフェアで、会員になっております米子市にある特定非営利活動法人本の学校の懇親会に参加しました。

http://www.honnogakko.or.jp/

その時に、本の学校の皆様から紹介していただいた方がいます。占部まりさん。日本の経済学者で「社会的共通資本」等を提唱した故・宇沢弘文氏の娘さんです。

宇沢弘文氏が鳥取県米子市出身ということもあり、本の学校で宇沢さんのことを勉強する機会を作っていくということでした。

経済と聞くと数字の理論と思い正直、避けていたのですが「社会的共通資本」の話を伺い「人間を中心に考える」というコンセプトに今だからこそ読むべしと直感で思いました。

ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持することを可能にする社会的装置が「社会的共用資本」ととらえる考え方です。

今日は占部さんにお招きいただき、宇沢氏と交流のあった皆さまを集めた会に参加しました。お一人も知り合いがいないので、緊張もしましたが、「社会的共通資本」をきちんと自分で言葉にしたいと思いましたので参加しました。

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15人ほど集まったサロン的な会。

話題提供として「看取り医療」に従事している医師の先生と都市部のスラムなどのプロジェクトを行っている建築の専門の先生がプレゼンテーションをしてくれ、その話題を基にディスカッションをしました。

クローズアップ現代で宇沢氏についての特集「人間のための経済学 宇沢弘文 格差・貧困への処方箋」で宇沢イズムを受け継いだ方として紹介されていた千葉大学大学院教授である岡部明子さんのお話です。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3574/1.html

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胃瘻をするかどうか、看取りと選択する家族の気持ち、大往生とは何か、それとは逆に自死やオランダなどでは認められている安楽死とは何かという話から「命」について考えました。

なぜ「延命」に重きを置くようになったかについて第二次世界大戦後の動きと共に教えていただきました。

また地方の再生といっても再生はしないこと。でも状況に合わせた「適応」はすることなど、目からウロコ。

昔は若い衆が神輿を担いでいたが今は高齢者が担ぐことはできない。でも夏祭りの時には、みんなが集まって何時間もお茶を飲みながらカラオケ大会など行っている。それは「再生」にはなっていないけど状況に合わせた「適応」になっている。そこを拠点に考えていくと、落胆もせず、でもちょっと急ぎつつ、進める方法を考えていく。

そんな視点を学びました。15人という少ない人数でしたが、以前お会いしたことがある方と再会したりとか世界は狭いなと感じました。

占部さんは「医療」、「都市」、「図書館」がテーマだそうです。次は話題提供させてくださいとお願いする私。

というかこの場にいる皆さまに大知恵を頂戴したい。

本を読みます!

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『宇沢弘文 傑作論文全ファイル』(東洋経済新報社)を本とKindleと両方とも買いました。勉強しよう‼

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米子は境港とお隣。そんなことも含め、ご縁を感じています。

今日はお誘いをいただきありがとうございます。