630号(2017-02-27、4549部)

ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG)の630号(2017-02-27、4549部)を発行しました。

主な記事は、

○羅針盤「書誌情報をつなぐために
   -『都道府県総合目録の将来像に関する研究プロジェクト』の始動」
                   (福島幸宏、池田光雪、吉本龍司)

○各地のプロジェクトから

○【PR】「新共著『未来の図書館、はじめませんか』発売中」
 -47都道府県ツアーの予定を更新中!
 -二刷も在庫僅少

○イベントカレンダー

○活動の予定と報告

○編集日誌
 -総理大臣資料の追加調査と会議ラッシュ
 -岡山出張2日目-西ノ島プロジェクトの合宿1日目
 -岡山出張4日目-「ウィキペディアタウン in 瀬戸内市」第2弾を開催
                              など、7日分

○奥付

http://archives.mag2.com/0000005669/20170227113611000.html

1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and …

       2017-02-27発行   ‡No.630‡   4549部発行

    -クラウドソーシングで書誌データの精度を上げる取り組み-

 “Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net.”

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○羅針盤「書誌情報をつなぐために
   -『都道府県総合目録の将来像に関する研究プロジェクト』の始動」
                   (福島幸宏、池田光雪、吉本龍司)

○各地のプロジェクトから

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           本誌編集長・岡本真の新刊!

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          本誌編集長・岡本真の2冊目の単著!

         『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』
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 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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  「書誌情報をつなぐために
   -『都道府県総合目録の将来像に関する研究プロジェクト』の始動」
                 福島幸宏(京都府立図書館 企画調整課)
      池田光雪(千葉大学アカデミック・リンク・センター 特任助教)
          吉本龍司(株式会社カーリル 代表取締役・エンジニア)

 現在、書籍の情報を示す書誌データが様々な機関によって作成・運営される
ことにより統一されていないことから、書籍の流通や長期的な管理の阻害要因
になっている。この課題は本来、書籍を中心とした知的情報を取り扱うことに
専門性を見いだしていた図書館界が、積極的に取り組むべき課題であった。

 一方、京都府立図書館では、2016年3月のシステムリプレイスに際して、ベン
ダーを切り替えるとともに、京都府内の公立図書館の書誌データを運用してい
る京都府図書館総合目録ネットワーク(K-Libnet)の基盤技術に、カーリルが
京都府のために開発した「カーリル Unitrad API(カーリル・ユニトラッド・
エーピーアイ)」を採用した。これによって府内の横断検索が飛躍的に高速化
し、京都府立図書館は公立図書館の図書館システムに対する考え方を大きく変
えるインパクトを与えた。反面、書誌割れの状況が非常にわかりやすく提示さ
れるという事態も発生した。

 これらの状況に対して、「都道府県総合目録の将来像に関する研究プロジェ
クト」が、京都府立図書館と株式会社カーリルの連携協定(2016年3月)を基礎
に、同志社大学図書館情報学研究室、筑波大学知的コミュニティ基盤センター、
千葉大学附属図書館/アカデミック・リンク・センター及び国立国会図書館の
参加を得て、2016年11月から開始された。

 このプロジェクトは、K-Libnetのデータを国会図書館が管理するデータと突
合したのち、機械的に突合できないデータを、インターネット経由で大勢の図
書館ボランティアが活動を行う場であるL-Crowd[1]を利用し、クラウドソー
シングによって大勢の人々の手により確認することで解決を図る。確認の1回1
回はタスクと呼ばれる単位で配信され、ごく短時間で行うことができる。タス
ク配信開始から10日経った2017年2月26日現在で24時間に2,426タスクが実施さ
れ、累計タスク数は29,182、ユーザ登録済の貢献者数は57人を数える[2]。

 本稿は、プロジェクトに関わる三者が現時点でのその意義や目指すべき将来
像についてそれぞれの立場からまとめたものである。

●研究者としての視点から

 研究は基礎研究と応用研究に大別することができる。近年における予算削減
の嵐の中でそれらの違いや意義については激論が交わされているが、「都道府
県総合目録の将来像に関する研究プロジェクト」は確固たる理論に基づきつつ
も、図書館界に長年存在した書誌に関する問題の解決を図る、非常に実践的な
取り組みだと捉えることができる。

 一研究者としての視点から見ると、本プロジェクトには3つのチャレンジがあ
ると考えている。第一は、かつて無いほど大規模かつ長期的なマイクロタスク
型クラウドソーシングにおける、タスク効率やUI/UXの最適化である。本プロジ
ェクトで採用しているマイクロタスク型のクラウドソーシングは非常に短時間
で行うことができ、より多くの方々の協力を得られやすいという特徴があるが、
反面、タスク効率やタスク結果の信頼性はタスクの粒度等の設計に強く依存す
る。本プロジェクトは「インターネットでできる図書館ボランティア」という
標語を掲げた場であるL-Crowdを利用しており、またL-CrowdはCrowd4Uというマ
イクロタスク型クラウドソーシングプラットフォームを採用しているが、その
開発・運用者としての立場を生かし、タスクの実施者(ワーカ)からのフィー
ドバックを元に最適化を行っていきたい。

 第二は、本プロジェクトの協力機関間における確固たる協力体制の構築であ
る。本プロジェクトは産官学連携として多くの機関が協力し合って運営してい
るが、産官学はそれぞれ異なる目的や長所、短所を持ち合わせている。本プロ
ジェクトを成功に導くにはそれぞれの取り柄を最大限に生かすことが必要不可
欠だが、どのように連携を図ればよいかは必ずしも自明でない。

 第三は、プロジェクト成果のワーカ、図書館界に対する還元である。研究に
は理論止まりであり実社会への成果還元に非常に時間がかかるものや、「やっ
てみた」と揶揄されるように実践的に面白くはあっても研究的には価値がない
というものも数多い。一方で、本プロジェクトでは書誌割れや書誌誤同定に関
する非常に有益なデータが得られると考えられるが、得られたデータを図書館
システムに適用し、ワーカを含む利用者に遍く還元することは我々プロジェク
ト実施者の責務だと考えている。

 研究者としては駆け出しの身分であるが、このようなプロジェクトに参加で
きたことを関係者各位に深く感謝しつつ、全力を持って本プロジェクトを成功
に導く所存である。

●エンジニアの視点から

 まず、京都府内でISBNが空欄となっているデータ約200万件と、国立国会図書
館が提供する全国書誌の図書のデータ約300万件、合計553万件の機械的クラス
タリング(同定処理)を行った。クラスタリングとは近い書誌をグループ化す
ることであり、そのためには500万件以上のデータについて総当たりでの距離計
算(どれくらい2つの書誌が近いかを指標化すること)が必要となる。もちろん、
共通のMARCデータをもとにしている図書館が多いため、京都府内ではほとんど
一致するケースが多くあるが、それら公共図書館の集合と全国書誌は距離が若
干遠くなる傾向がある。

 完全に機械的にクラスタリングを行う場合、違う書誌を誤って同じ書誌と判
定してしまう「誤同定」を抑制するため、距離の閾値を低く設定したり、一致
条件が導入されたりする。このようなアプローチは、同定された書誌の精度は
高まる一方で大量の同定漏れ・つまり書誌割れを引き起こしてきた。書誌割れ
は検索結果に表示される面積が大きく目立つため、検索結果の心理的信頼性を
大きく損ねる結果となる。

 これに対して、クラウドソーシングを前提としたクラスタリングでは、最終
的に人の目で確認するため、距離が遠くても積極的にグループ化する方針をと
ることができる。これらの方針に適合するため、距離計算アルゴリズムとして
は「Okapi BM25」を採用し、書名・巻号・著者名・出版社を形態素解析した結
果を用いた。このとき、同じ書名で巻号が違うケースなどでは、違う書誌であ
って距離が近くなりすぎてしまうことから、書名・著者名に含まれる数字的要
素のみを切り出し、これらが不一致となるケースでは距離が離れるようアルゴ
リズムを改善した。また、出版年についても距離に影響する条件を設定した。
アルゴリズムのどの点においても「一致」することを条件にしていないため、
まったく違う書誌がグループ化されることがある半面、書誌の取り方がまった
く違う場合でも同定することができるようになった。

 これらの処理によって、得られた仮グループのうち、現在は「京都府内の書
誌にISBNがない」が「全国書誌にはISBNがある」グループを抜き出しクラウド
ソーシングを開始している。これらは、府内の図書館がISBNの入力をしていな
い場合や、1980年代頃の同じ内容でISBNのある版とない版が流通しているケー
スなどが考えられる。実際のデータでは、音訳図書や点字図書を誤同定したケ
ースや、「付録」を別書誌として登録しているケースなどが多く含まれていた。

 この取り組みを技術的視点でとらえれば、これまで図書館が蓄積してきた
「暗黙知」のアルゴリズム化である。今回得られたクラウドソーシングの結果
を、同定アルゴリズムの改善にフィードバックすることにより、人の目で判定
したデータだけではなく、今後機械的に処理する結果についても大幅に改善す
ることができるだろう。

●目指す未来の姿とは

 以上の取り組みから予測される成果としては、まずはK-Libnetで運用してい
る書誌データのクリーニングであり、国会図書館が運用するデータと接合する
ことによって、書誌情報自体のリッチ化を目指すことである。府内の書籍は格
段に探しやすくなり、また豊富な情報が入手できるようになることが期待され
る。将来的な目標としては、全国の公立図書館が運用する書誌データと国会図
書館が運用する書誌データを接合する仕組みを構築することとしている。

 このプロジェクトを契機として、今後の書誌データのあり方が大きく変わる
と予想される。最終的には、1コピー1データの世界を目指して、様々に試行錯
誤を行っていきたい。

[1] https://crowd4u.org/ja/projects/lcrowd
なお、2017年2月26日から本プロジェクトに関するニュースレターの登録を開始
している。興味のある方はぜひ登録をしてほしい。
[2] 最新の状況はハッシュタグ #kunicat でつぶやかれている数字をご覧い
ただきたい。 https://twitter.com/hashtag/kunicat?f=tweets

[筆者の横顔]

○福島幸宏(ふくしま・ゆきひろ)京都府立図書館 企画調整課。図書館/公文
書館/歴史学。これまで、近代行政文書の文化財的修理・昭和戦前期資料の公
開・京都市明細図の活用・東寺百合文書の記憶遺産登録・CC-BYでのweb公開を
担当。京都府立図書館ではサービス計画の策定・企画・調整・広報などを担当。
http://researchmap.jp/fukusima-y/

○池田光雪(いけだ・こうせつ)千葉大学アカデミック・リンク・センター 特
任助教。2016年に筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程を修了、
博士(情報学)。同年より現職。コンテンツ制作支援環境の整備などに従事。
国立国会図書館非常勤調査員などを兼務し、クラウドソーシングの図書館情報
学分野への応用に関する研究を行っている。
http://researchmap.jp/lumely/

○吉本龍司(よしもと・りゅうじ)株式会社カーリル代表取締役・エンジニア
慶應義塾大学環境情報学部卒業。2010年、図書館蔵書検索サイト「カーリル」
の開発に携わったことから図書館に関わり始める。2012年、「カーリル」を運
営する株式会社カーリルを設立。図書館の扱う総データ量はすでにビッグデー
タとは言えないとの認識に立つ。
http://researchmap.jp/ryuuji/

Copyright © FUKUSHIMA, IKEDA, YOSHIMOTO 2017 All Rights Reserved.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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 ◆ 各地のプロジェクトから ◆ - Science, Internet, Computer and …
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アカデミック・リソース・ガイド株式会社は日本各地で公共・民間施設の計画
・整備に関する事業に携わっています。

現在、関係している事業のうち、情報公開が可能なプロジェクトについて、日
本各地での現状を随時お知らせしていきます。

【気仙沼市】
気仙沼図書館災害復旧事業及び(仮称)気仙沼児童センター整備事業設計業務

仮設図書館の天井裏から救出された子猫はすっかり元気に!猫の日(2月22日)
には、気仙沼図書館Facebookページの動画で、猫にまつわる本の紹介をしてく
れています。……が、どちらかというと、おもちゃに夢中のようですね!
(野原)

・【今日は猫の日】(気仙沼図書館Facebookページ)
https://www.facebook.com/kesennuma.toshokan/videos/1852288488393037/
・気仙沼図書館災害復旧事業及び〔仮称〕気仙沼児童センター建設事業につい
て[PDF](気仙沼市)
http://www.kesennuma.miyagi.jp/sec/s048/010/010/020/2702/kennsetuzigyou.pdf

【富谷市】
富谷市次世代型図書館づくりに向けた市民参加ワークショップ事業

どの自治体もそうですが2月、3月は議会が行われる月です。提出した報告書
(案)も議会で配布をされると聞いています。どのような反応が議員のみなさ
んからあるのか、不安でもあり、楽しみでもあります。(鎌倉)

・ワークショップの写真が見られます(富谷市Facebookページ)
https://www.facebook.com/tomiya.seikatu/

【名取市】
新名取市図書館施設整備事業

私は同行しませんでしたが、名取市図書館では館長以下、伝統的に視察をとても
重視しています。先週は一泊二日の強行軍でしたが、多治見市、岐阜市、田原市
にお邪魔したとのこと。いままでの視察件数はいったいどれくらになるのだろう
?きっと驚きの数字のはずです。こうやって図書館は互いのまなびあいによって
生みだされていきます。(岡本)

・名取市図書館-新図書館関連(名取市)
http://www.city.natori.miyagi.jp/tosyokan/sintosyokan/

【須賀川市】
須賀川市市民交流センター管理運営等支援業務

福島県と『Pokemon GO』が連携して、須賀川市のぶらり観光マップを公開しま
した!これにより須賀川市を皮切りに福島県内39市町村でポケストップやジム
が新たに増設される等、自治体が活用しやすい環境の整備に取り組む予定だそ
うです。ウルトラマンやゴモラとピカチュウが競演って、須賀川がますますユ
ニークなまちになってきました!(李)

・ふくしまDEぶらり観光MAP(須賀川市版)
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/life/259891_612357_misc.pdf
・声のパレット~(仮称)須賀川市市民交流センターのプレサイト~
http://sukagawaodeko.jp/

【境港市】
境港市民交流センター(仮称)新築工事基本設計業務

3月提出の「基本設計」をまとめる作業の追い込みの作業が行われています。
先日、本業務を受託した石本建築事務所で担当者と打ち合わせをしました。協
力会社として、基本設計に必要な情報等をしっかりとまとめ、伝えて行きたい
です。(鎌倉)

・境港市民交流センター(仮称)整備について(境港市)
http://www.city.sakaiminato.lg.jp/index.php?view=107362

【西ノ島】
西ノ島町コミュニティ図書館基本計画・基本設計・実施設計業務

2017年2月23日(木)~24日(金)に、岡山県にある丹羽建築設計事務所にて集
中合宿を行いました。西ノ島町での会議やワークショップを振り返りながら、
基本計画・基本設計を詰めていく濃密な議論ができました。丹羽さんご夫妻か
ら差し入れていただいたスイーツ、どれもすごーく美味しかったなぁ。2日間、
ありがとうございました!(下吹越)

丹羽建築設計事務所
http://www.niwa-archi.com/

隠岐・西ノ島いいね!(西ノ島町Facebookページ)
https://www.facebook.com/oki.nishinoshima/

【別府市】
別府市図書館・美術館整備基本構想策定等業務

3回連続で開催したワークショップの最終回で、参加者のみなさんが書いたスト
ーリーボードがFacebookページに公開されました。図書館と美術館が一緒にな
った施設ができたら、誰がどんなふうに使うだろう?まちに住むさまざまな人
たちを「わたしたち」ごととして想像しました。ここから出てきた物語も、基
本構想に生かされていきます。(野原)

・第3回ワークショップで発表されたストーリー(図書館・美術館整備基本構想
(別府市役所 生涯学習課)Faecbookページ)
https://www.facebook.com/library.museum.city.beppu.oita/posts/4836136253…
・別府市図書館・美術館整備基本構想策定への取り組み(別府市)
https://www.city.beppu.oita.jp/sisei/kakusyukeikaku/library_museum.html
・図書館・美術館整備基本構想(別府市役所 生涯学習課)Faecbookページ
https://www.facebook.com/library.museum.city.beppu.oita/

なお、上記以外にもこれまで計画・整備に関わった施設のアフターケアや、こ
れから計画・整備を予定している自治体等のご相談に対応しています。ご関心
のある方は、下記までお気軽にご連絡ください。

info@arg-corp.jp

また、主に図書館についての私たちの考えは下記サイトをご覧ください。

http://arg-corp.jp/

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 ◆ PR ◆ - Science, Internet, Computer and …
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      「新共著『未来の図書館、はじめませんか』発売中」

            岡本真、森旭彦著
     『未来の図書館、はじめませんか』(青弓社、2014年)
    http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-0053-2
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200534/arg-22/

目次
まえがき-図書館は知の番人だ

第1章 図面から生まれる図書館は正しいのか
 1 市民に盲目な、「図面から生まれる図書館」
 2 図書館デザインの行方
 3 消えた“図書館職人”の時代
 4 図面から生まれる“効率図書館”の実情
 5 出来合いの公共施設には、“しなやかさ”が宿らない
 6 市民から生まれる図書館
 7 信じることからはじめよう、市民のちから
 8 本当の、市民の声の聞き方

第2章 図書館の“周辺”にある、進化のチャンス
 1 ゲーム機がある図書館
 2 メディア利用から見る「静かな図書館」
 3 市民利用に見る騒がしい「シェアオフィス」のニーズ
 4 図書館ウェブサイトは本当に公共性があるのか
 5 日本の公共空間の捉え方

第3章 図書館の原風景を見つめる
 1 ひとつとして同じ図書館はない
 2 多様な歴史から生まれた図書館の原風景
 3 輸入された原風景「無料図書館」
 4 二冊目の『市民の図書館』を探して

第4章 「足で見る」図書館
 1 いろいろな図書館を知ることが“ライブラリーリテラシー”を上げる
 2 質は量から生まれる
 3 すべてがすばらしい図書館なんて存在しない
 4 「アポなし訪問」の壁と図書館の閉鎖性

第5章 「まち」から生まれる図書館、図書館から生まれる「まち」
 1 「まち」から生まれる図書館
 2 都市総合計画は、図書館のあり方を考えるうえでの必須資料
 3 土地を知り、まちを立体的に理解する
 4 まちの課題はフィールドワークでしか見えてこない
 5 図書館から生まれる「まち」

第6章 さあ、図書館をつくろう
 1 新設だけが「図書館づくり」ではない
 2 ビジョンがない「基本構想」への違和感
 3 図書館のためのビジョン・メイキング
 4 フィールドワークを経たうえで基本構想をまとめる
 5 基本構想は未来から見た未来を、いまからつくること
 6 図書館を形に-「基本計画」「整備計画」
 7 ハード面とソフト面は切り分けて外注すべき

第7章 「発信型図書館」のためのアイデアのつくり方
 1 ワークショップの罠
 2 図書館で見つけるアイデア「百連発」
 3 アイデア+マラソン=「アイデアソン」
 4 書くブレインストーミング「ブレインライティング」
 5 「聞きたいこと」と「発表したいこと」を最大にする会議
   「アンカンファレンス」そして「ライブラリーキャンプ」
 6 図書館を発信-「メディアリレーションとロビイング」
 7 見せるから伝わる-「アドボカシー」
 8 自分の“財布”をもつ強み「ファンドレイジング」

第8章 図書館の拡張
 1 「図書館で起業」は可能か?-「産業支援」
 2 図書館の役割は知の総合コンサルタント-「議会支援」と「行政支援」
 3 図書館のサードプレイス、どう生かす?-「市民活動支援」と「市民協働」
   のあり方
 4 魅力再発見は図書館の「観光支援」で
 5 新しいことが起こり続ける「デジタルアーカイブ」
 6 図書館は「オープンデータ」の守護神になるのか?
 7 「MOOC」で学習の地域間格差を、ゼロに

図書館をつくるための本棚

図書館系業務実績一覧

あとがき

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 ◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and …
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<凡例>
◆編集者独断によるオススメ
◇通常掲載

◇2017-03-02(Thu)~2017-03-04(Sat):
情報処理学会 インタラクション2017
(於・東京都/明治大学 中野キャンパス)
http://www.interaction-ipsj.org/2017/

◇2017-03-03(Fri):
情報科学技術協会 INFOSTA「インフォプロのための著作権セミナー」
大阪会場
(於・大阪府/大阪市中央公会堂)
http://www.infosta.or.jp/seminars/semi20170303/

◆2017-03-03(Fri):
講演会「借りるだけではもったいない!『もっと』使える!図書館」シリーズ
第2弾「未来の図書館、はじめませんか?」(岡本真)
(於・大阪府/大阪市立中央図書館)
http://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joqg6jggv-510

◇2017-03-04(Fri):
大学図書館問題研究会 関西3地域グループ合同例会
「海外と日本の動向から見直す
-オープンアクセス・オープンサイエンスと私の関係」
(於・大阪府/関西学院大学 大阪梅田キャンパス)
http://kokucheese.com/event/index/451004/

◇2017-03-05(Sat):
日本図書館研究会第327回研究例会
「日本目録規則(NCR)2018年版」(仮称)関西検討集会
(於・大阪府/大阪市立中央図書館)
http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2016/327invit.html

◆2017-03-05(Sat):
OpenGLAM JAPAN「ウィキペディアタウンサミット 2017 京都」
(於・京都府/京都府立図書館)
https://www.facebook.com/events/616236095232840/

◇2017-03-06(Sun):
「映像・映画のオープンイノベーションシンポジウム」
(於・京都府/東映京都撮影所)
http://www.pref.kyoto.jp/sangyo-sien/news/picture-movie-sympo.html

◇2017-03-06(Sun):
電子図書館・電子書籍貸出サービスセミナー
「電子図書館サービスのいまとこれから-公共図書館・学校図書館での電子書
籍貸出サービスの取り組み、提供されているコンテンツとその利用を中心に」
(於・東京都/日本図書館協会会館)
http://aebs.or.jp/seminar20170306.html

◆2017-03-07(Tue):
京丹波町に図書館できたらいいな
-これからの時代の「まち」の図書館づくりを考えよう(岡本真)
(於・京都府/絵本ちゃん 旧質美小学校)
https://www.facebook.com/events/376030489419670/

◇2017-03-07(Tue)~2017-03-08(Wed):
国立国語研究所コーパス開発センター 言語資源活用ワークショップ2016
(於・東京都/国立国語研究所)
http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/lrw2016.html

◇2017-03-09(Thu):
日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
脚本アーカイブズシンポジウム 2017「脚本アーカイブズ・デジタル活用の未来
-デジタル脚本と映像を共に楽しむ方法とは」
(於・東京都/早稲田大学 小野記念講堂)
http://www.nkac.jp/

◇2017-03-10(Fri):
平成28年度 国立大学図書館協会地区協会助成事業 九州地区講演会
「2020年の目録システムは?」
(於・福岡県/九州大学附属図書館中央図書館)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/20170310_mokuroku

◇2017-03-11(Sat):
LODチャレンジ2016授賞式シンポジウム
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス)
http://lodc2016.peatix.com/

これ以前のバックナンバーやご登録はこちらからどうぞ。
http://archive.mag2.com/0001260410/

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 ◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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<凡例>
◆新規、もしくは更新あり
◇既掲載、変更なし

◇2017-03-03(Fri):
講演会「借りるだけではもったいない!『もっと』使える!図書館」シリーズ
第2弾「未来の図書館、はじめませんか?」(岡本真)
(於・大阪府/大阪市立中央図書館)
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html

◇2017-03-07(Tue):
京丹波町に図書館できたらいいな
-これからの時代の「まち」の図書館づくりを考えよう(岡本真)
(於・京都府/絵本ちゃん 旧質美小学校)
https://www.facebook.com/events/376030489419670/

講義・講演のご依頼をお考えの方、お気軽にご相談ください。

弊社の場合、1)早い者勝ち、2)地方優先だけがルールです。

なお、弊社代表の岡本真は総務省の委嘱を受け、地域情報化アドバイザーを
務めています。
http://www.applic.or.jp/prom/chiiki_adviser/
本制度の利用を申請する場合、申請元に経済的負担がかかりません。
ご活用ください。
なお、今年度はすでに7自治体からのご依頼を受けており、本業との兼ね合い上、
私自身へのご依頼は原則的に終了としました。
※本事業の枠外でのご相談は随時対応しますので、ご連絡ください。

[参考]基本プロフィール
     http://arg-corp.jp/employees/makoto-okamoto/

法人としての活動は、

http://arg-corp.jp/
https://www.facebook.com/ARGjp

をご参照ください。業務発注、歓迎です。各種ご相談に対応いたします。

◇最近の主要業務:
 1.公共施設・商業施設の新設・リニューアル・運営等の計画策定支援
 2.ウェブ技術を中心とした産官学連携のコーディネート
 3.共同オフィス・シェアハウス等のコミュニティー空間の創造
 4.ウェブコンサルティングや専門的調査の実施代行
 5.ワークショップ等によるアイデア発想・知識創造の支援

また、当面の間、

             岡本真、森旭彦著
     『未来の図書館、はじめませんか』(青弓社、2014年)
    http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-0053-2
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200534/arg-22/

の販促にかなう限りは、講演謝金不要で講演依頼を受け付けます。お気軽にご
相談ください。

~<弊社編集誌>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ~図書館の未来がわかる、新しいライブラリーマガジン~
      ライブラリー・リソース・ガイド(編集・発行:ARG)
       http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/
          https://www.facebook.com/LRGjp
           https://twitter.com/LRGjp

   ~曲がり角を迎えている図書館における今後の学習環境を考える~    ラーコモラボ通信(編集・発行:ラーニングコモンズラボラトリ)
        http://archive.mag2.com/0001260410/

       ~デジタルヒューマニティーズのいまを探る~
      人文情報学月報(編集:人文情報学研究所&ARG)
        http://archive.mag2.com/0001316391/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<弊社編集誌>~

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 配信の解除・送信先の変更は、
           http://www.arg.ne.jp/registration
                          でお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<ご協力ください>~~

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 ◆ 編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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◆2017-02-20(Mon): 総理大臣資料の追加調査と会議ラッシュ

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8826

西ノ島プロジェクト等の会議を進めつつ、総理大臣資料の論考に関する追加調
査をいくつか行いました。ようやく終わりが見えてきた感覚があります。

しかし、今日は忙しかった!

◆2017-02-21(Tue): 会議の一日

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8827

早朝からオフィスで仕事をした後にお江戸へ。

まずはヤフーで数本の会議。会議後はそのまま

・LODGE
https://lodge.yahoo.co.jp/

で仕事をして慶應義塾大学三田キャンパスへ。こちらでも会議一本です。

◆2017-02-22(Wed): 岡山出張1日目-瀬戸内市で職員研修

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8828

4泊5日の岡山出張の始まりです。今回は瀬戸内市での仕事が2回あり、その間2
日空いてしまうので、そのまま岡山に滞在することにしました。瀬戸内市での
仕事は総務省委嘱の地域情報化アドバイザーとしてのものですが、その予算節
約でもあります。税金は大事にしなくてはいけませんから。

まずは瀬戸内市で「地域情報化のトレンドと展望-その意義と図書館の使命」
と題して職員研修での話題提供を行いました。

「マリンIT」や「小規模校集合体バーチャルクラス(クラウド遠隔授業システ
ム)」といった地域情報化大賞2015の受賞事例をベースにお話ししました。

そもそも図書館は、その存在そのものが地域情報化であると考えているのです
が、そのうえでさらに図書館がどうあることが望まれるのか、そんな話をさせ
てもらいました。

◆2017-02-23(Thu): 岡山出張2日目-西ノ島プロジェクトの合宿1日目

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8829

島根県西ノ島町のコミュニティ図書館の基本計画・基本設計・実施設計を一緒
に進めている

・丹羽建築設計事務所
http://www.niwa-archi.com/

は岡山市にあります。瀬戸内市の仕事の間の2日間は、西ノ島の仕事の合宿にあ
てました。なお、宿泊経費等は自社負担であり、総務省予算は使っていません。

横浜から関係スタッフ2名も駆けつけ、10時から18時までみっちりと議論を重ね、
作業を進めました。

計画と設計は一体的に進めるのが本来望ましいと考えています。今回はその意
味で非常にいいプロセスで進んでいます。

◆2017-02-24(Fri): 岡山出張3日目-西ノ島プロジェクトの合宿2日目

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8830

本日も

・丹羽建築設計事務所
http://www.niwa-archi.com/

でみっちりと話し合いました。これから双方で計画と設計に落とし込んでいき
ます。

スタッフは帰京しましたが、私はもう少し岡山滞在です。

◆2017-02-25(Sat): 岡山出張4日目-「ウィキペディアタウン in 瀬戸内市」
         第2弾を開催

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8831

今日は再び総務省委嘱の地域情報化アドバイザーとしての活動です。実施するのは、

・瀬戸内市民図書館 もみわセミナーvol.3 みんなでつくる“まちの事典”「ウィキペディアタウン in 瀬戸内市」第2弾
https://lib.city.setouchi.lg.jp/opw/OPW/OPWNEWS.CSP?ReloginFlag=1&CLASS=…

です。ありがたいことに第2弾とあるように、昨年に続いての2回目の開催とな
ります。

・「瀬戸内市でWikipedia Townを開催」(編集日誌、2016-02-20)
http://www.arg.ne.jp/node/8261

今回は、というか今回もウィキペディアタウンに熱心に参加されている
Asturio Cantabrioさんに多大なサポートをいただきました。

・Asturio Cantabrio
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85:Asturio_Cantabrio

さて、今回の成果は、「瀬戸内市」「竹田喜之助」「門田貝塚」あたりでしょ
うか。

ところで昨晩、Asturio Cantabrioさんと話していたのですが、図書館における
ウィキペディアタウン開催は参加者数ではなく、編集数で計られるものですね。
あるいはふだん図書館を利用していない層へのアプローチ数で計られるべきも
のとも思います。さらには波及数とでもいうべきものです。昨年の瀬戸内市で
のウィキペディアタウンの参加者からはその後、2つのウィキペディアタウンが
生まれています。そんなことを考えた今回でした。

なお、ウィキペディアタウンを開催してみたいというMLAK関係者はお気軽にご
相談ください。実際は私自身がうかがうというよりは、より適切な方々を推薦
しつなぐ形になると思います。

なお、本日の旅費は総務省予算から支出される予定です。

◆2017-02-26(Sun): 岡山出張5日目-念願の犬養木堂記念館を訪問し、高梁市
         の新図書館を見学

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8832

編集佳境となっていますが、ギリギリのところまでできる努力をしないとあと
で自分が後悔します。

ということで、かねてから気になりつつ未訪問に終わっていた

・犬養木堂記念館
http://www.maroon.dti.ne.jp/inukai.bokudo/
・Flickr-犬養木堂記念館・木堂生家(旧犬養家住宅)・犬養塾
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157677353410333/

にお邪魔しました。歴代総理大臣の各種記念施設にはまずまず足を運んできま
したが、ここは犬養が亡くなってもう80年以上が経つのに、いまでも地域の方
々に大事に扱われている施設であると実感しました。岡山駅から数駅、駅から
は2キロくらいの距離ですが、ありきたりではない岡山観光を楽しみたい方にお
すすめです。

その後は知人たちと合流し、今月移転開館したばかりの

・高梁市立図書館
https://takahashi.city-library.jp/library/
・Flickr-高梁市立図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157680814890655/

を見学しました。関係者のみなさまに感謝。

ということで無事帰京しました。

             岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長

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ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)[ARG-630]2017年02月27日(週刊)
【発行者】アカデミック・リソース・ガイド株式会社
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】〒231-0012 横浜市中区相生町3-61泰生ビル さくらWORKS<関内>408
ISSN 】1881-381X
【E-Mail】info [&] arg-corp.jp [&] を@に置き換えてください。
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